BK-PROTEIN-04|生物基礎 対策問題
ある細胞で遺伝子Yの転写を止めたところ、YのmRNAが先に減少し、少し遅れてYのタンパク質が減少した。この時間差を最もよく説明するものはどれか。
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正解: 1
解き方
操作した過程と、その後に変化した物質の順序を対応させる。
正解の根拠
「mRNAがタンパク質合成の情報として使われるため、mRNA減少の影響が後からタンパク質量に現れた」
転写停止で新しいmRNAが供給されず、既存mRNAが減る。その後にタンパク質合成量が低下するので、時間差も説明できる。
誤答の理由
- 「タンパク質が先にmRNAをつくるから」:遺伝情報の基本的な流れはDNAからmRNA、mRNAからタンパク質であり、逆向きの説明は不適切である。
- 「転写を止めるとDNAそのものが直ちになくなるから」:転写はDNAを鋳型にmRNAをつくる過程であり、転写を止めてもDNA自体が直ちに消失するわけではない。
- 「mRNAとタンパク質は常に同時に同じ割合で減少するから」:mRNAとタンパク質は分解の速さが異なるため、変化の時期や割合が完全に一致するとは限らない。
覚えるポイント
転写はDNAからmRNA、翻訳はmRNAからタンパク質へ情報が用いられる過程である。
共通テストでの解き方
阻害実験は「直接変わるもの」と「時間差をもって変わる下流のもの」を分けて読む。