BK-SIGNAL-03|生物基礎 対策問題
ホルモンHを加えると、受容体をもつ細胞Aでは酵素活性が上昇したが、受容体をもたない細胞Bでは変化しなかった。細胞BへHの受容体遺伝子を導入すると応答が現れた。この結果が最も強く支持する考えはどれか。
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正解: 1
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、H受容体をもつAは応答し、もたないBは応答せず、Bへ受容体遺伝子を導入すると応答が回復する三条件を比較するという手順で判定する。
正解の根拠
「Hへの応答にはHを認識する受容体が必要である」
受容体の有無とHへの応答の有無が対応し、受容体をBへ補うと応答が現れたため、H応答にはHを認識する受容体が必要だと強く支持される。
誤答の理由
- 「Hは濃度が十分なら受容体を介さず作用し、AとBの差は酵素量によって決まる」:受容体をもたないBはHを加えても応答しないので、H濃度が十分なら受容体を介さず作用するという説明は観察と矛盾する。
- 「導入した受容体遺伝子がHとは独立して酵素をつくり、応答のように見せた」:受容体導入後のBでHを加えたときに応答が現れたので、受容体遺伝子がHとは独立に酵素をつくったとはいえない。Hなし対照があればさらに厳密に検討できる。
- 「受容体はHを分泌する細胞に限定され、標的細胞では別の物質がHを認識する」:Hを認識する受容体が必要なのはHを受け取る標的細胞である。受容体をBへ導入して応答した結果は、分泌細胞だけに限定されるという主張を否定する。
覚えるポイント
必ず覚える:H受容体をもつAは応答し、もたないBは応答せず、Bへ受容体遺伝子を導入すると応答が回復する三条件を比較する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:欠失で応答消失、導入で救済という組合せは必要性を強く支持する。導入による応答回復は、Bに他の下流経路が備わるという実験条件内で解釈する。