BI-INTEGRATED-03生物 対策問題

生物. 生物の進化進化の仕組み

マラリア流行地で、遺伝子型AA、AS、SSの成人までの相対生存率が0.75、1.00、0.20で、生存した成人の平均繁殖成功は遺伝子型間で同じだった。ASは重い症状を示しにくく、SSは別の重い疾患を生じる。この条件で最も適切な予想はどれか。

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正解: 2

解き方

問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、生涯を通じた次世代寄与を成人までの相対生存率×成人後の繁殖成功で考え、繁殖成功が同じなら0.75・1.00・0.20の生存率を適応度差として比較するという手順で判定する。

正解の根拠

「ヘテロ接合体ASの優位によりAとSの両対立遺伝子が集団に保たれ得る」

ASの相対生存率1.00がAAの0.75とSSの0.20より高いヘテロ接合体優位なので、ASを生じさせるA・Sの両対立遺伝子が平衡選択で維持され得る。

誤答の理由

  • 「ASの生存率が高いためSが一世代で固定し、次世代ではSSが大部分を占める」:Sが固定すると集団の大部分が生存率0.20のSSになって不利であり、ASの高適応度はSだけの固定ではなくAとSの共存を選択する方向に働く。
  • 「AAとSSはホモ接合体なので、示された生存率にかかわらずASより適応度が高い」:ホモ接合体であること自体が高適応度を意味しない。資料ではAA=0.75、SS=0.20のどちらもAS=1.00より成人までの生存率が低い。
  • 「成人の平均繁殖成功が同じなら、成人までの生存率差は対立遺伝子頻度へ影響しない」:成人一個体当たりの繁殖成功が同じでも、成人まで到達する割合が遺伝子型で異なれば、出生個体当たりの次世代寄与は異なり対立遺伝子頻度へ影響する。

覚えるポイント

必ず覚える:生涯を通じた次世代寄与を成人までの相対生存率×成人後の繁殖成功で考え、繁殖成功が同じなら0.75・1.00・0.20の生存率を適応度差として比較する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。

共通テストでの解き方

共通テストの注意:適応度は生存だけ・繁殖数だけでなく全生活史の次世代寄与。ヘテロ接合体優位では両対立遺伝子が残る平衡多型が生じ得る。

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