BI-SELECTION-03|生物 対策問題
乾燥前の鳥集団では小型くちばしと大型くちばしが各100羽だった。乾燥後に生存したのは小型30羽、大型70羽で、生存個体の平均産卵数は両型で同じだった。最も適切な予想はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、生存率と生存後の繁殖成功を合わせて次世代への寄与を比べ、くちばし形質に遺伝性があるという条件の下で頻度変化を予測するという手順で判定する。
正解の根拠
「くちばし型が遺伝するなら、次世代では大型型の頻度が上がる可能性が高い」
大型くちばし個体の生存率が高く、生存後の繁殖数が同じなら、大型型の方が次世代へ多く遺伝子を残すので頻度上昇が予測される。
誤答の理由
- 「生存後の平均産卵数が同じなので、生存率の低かった小型型の適応度が高い」:繁殖に到達した個体当たりの子数が同じでも、小型型は繁殖前の生存率が低いため、生涯を通じた適応度は同じにならない。
- 「乾燥が生存した小型個体のくちばしを大型へ変え、その変化が遺伝したと考えられる」:乾燥が必要な方向へ各個体のくちばしを目的的に大型化し、その獲得形質を遺伝させたのではなく、もともとの遺伝性変異に生存差が生じた。
- 「産卵数に型間差がなければ、生存率の差は次世代の型頻度へ影響しない」:適応度は繁殖した成体の子数だけでなく、繁殖年齢まで生存して次世代へ寄与できる確率も含むため、生存率差は無視できない。
覚えるポイント
必ず覚える:生存率と生存後の繁殖成功を合わせて次世代への寄与を比べ、くちばし形質に遺伝性があるという条件の下で頻度変化を予測する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:選択による進化をいうには、形質差・適応度差・遺伝性をそろえて確認し、個体の目的的変化と書かない。