BI-PAST4-R6-DIAUXIC-GROWTH生物 対策問題

生物. 遺伝情報の発現と発生遺伝子の発現調節

図1は細菌Nの野生株、図2は変異株Mを、グルコースとキシロースを含む培地で培養した結果である。二つの株の糖利用と増殖を比較した記述として最も適切なものはどれか。

BI-PAST4-R6-DIAUXIC-GROWTHの問題図版
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正解: 4

解き方

各株について、細胞数・グルコース・キシロースの三つの曲線を時間軸上で対応させます。野生株ではグルコースが先に減り、その枯渇付近で一時的な増殖停滞を挟んでキシロースが減り始めます。変異株Mではグルコースが残る段階からキシロースも減り、増殖がほぼ連続します。この差を述べた選択肢を選びます。

正解の根拠

「野生株はグルコースを先に消費し、その枯渇後にキシロース利用と増殖が再開するが、変異株Mはグルコースが残る段階からキシロースも消費して連続的に増殖する」

野生株はグルコースを優先し、枯渇後にキシロース利用系を発現して再増殖するため二段階増殖になります。Mでは二つの糖の消費時期が重なり、野生株にみられるグルコースによるキシロース利用の抑制が弱まったと読めます。

誤答の理由

  • 「野生株も変異株Mもキシロースを使い切った後に初めてグルコースを消費する」:図では先に減るのはグルコースであり、キシロースを使い切ってからグルコースを使うのではありません。両株について糖の利用順序が逆です。
  • 「野生株は二つの糖を同時に消費するが、変異株Mだけがグルコースを優先する」:同時消費に近いのは変異株Mで、グルコースを優先するのは野生株です。二株の特徴を入れ替えています。
  • 「どちらの株もグルコースがなくなると増殖を完全に停止し、その後キシロースを利用しない」:野生株はグルコース枯渇後にキシロースを消費して増殖を再開します。停止は一時的な誘導期間であり、その後ずっと利用しないわけではありません。

覚えるポイント

二段階増殖では、利用しやすい炭素源を先に使い、枯渇後に別の糖の代謝遺伝子が発現して増殖が再開する。遺伝子発現調節の変異は、糖利用の優先性や休止期を変えることがある。

共通テストでの解き方

複数の時系列曲線は『いつ減り始めるか』『細胞数がいつ止まるか』『遺伝子発現がいつ上がるか』の時刻を縦にそろえて読みます。相関する変化を一組ずつ結ぶと、野生株と変異株の制御の違いを説明できます。

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