BI-POPULATION-04|生物 対策問題
標識再捕法で、標識個体が一度捕獲された経験からわなを避けるようになった。他の仮定は満たされ、実際より標識個体の再捕獲数Rが少なくなったとき、推定値N=MC/Rにはどの偏りが生じるか。
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正解: 1
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、標識再捕式N=MC/Rで、わな回避により再捕獲数Rだけが期待値より小さくなるとき、分母の変化から推定値の偏りを判断するという手順で判定する。
正解の根拠
「Rが小さくなるため、実際より大きく推定されやすい」
MとCが一定で分母Rが小さくなるとMC/Rは大きくなるため、個体数Nは実際より過大に推定されやすい。
誤答の理由
- 「標識率が低く見えるため、実際より小さく推定されやすい」:再捕標本中の標識率R/Cが低く見えると、最初の標識個体Mがより大きい集団に薄まったと解釈されるため、推定個体数は小さくではなく大きくなる。
- 「MとCが同じなら、Rの減少による偏りは相殺されやすい」:MとCが同じでも、式の分母Rだけが過小になる影響は相殺されず、そのままNの過大推定を生む。
- 「わな回避は未標識個体にも同じなので、推定値は変化しにくい」:わな回避は一度捕獲された標識個体に生じるので、標識個体と未標識個体の捕獲確率が等しいという仮定が破られる。
覚えるポイント
必ず覚える:標識再捕式N=MC/Rで、わな回避により再捕獲数Rだけが期待値より小さくなるとき、分母の変化から推定値の偏りを判断する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:式へ数値を入れる前に、M=初回標識数、C=再捕時総数、R=再捕標識数を確認する。分母Rの過小評価はNの過大評価。