RN2-B01公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(1) 青年期の課題と自己形成

青年期のとらえ方についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

青年期には第二次性徴と呼ばれる身体の変化が現れ、自我のめざめとともに自分自身への関心が高まる。ホールはこの時期を疾風怒濤の時代と呼んだ

この問題のポイント

青年期の入り口で起こる変化を問う問題。「第二次性徴=思春期の身体変化」「自我のめざめ」「ホール=疾風怒濤」の対応で解ける。

解説

青年期の始まりを告げるのは、身体の大きな変化である。思春期に現れる、生殖機能の成熟に伴う身体の変化を第二次性徴という。出生時からある男女の身体的な違い(第一次性徴)と区別され、思春期に急激に進む点が特徴である。
身体の変化と前後して、心にも大きな変化が訪れる。それまで疑わなかった親や教師の価値観を距離を置いて見るようになり、「自分とは何か」「どう生きるべきか」と、自分自身を対象として見つめるようになる。これが自我のめざめであり、自分を客観視できるようになるからこそ、理想と現実のずれに悩みもする。
アメリカの心理学者ホールは、青年心理学の草分けとして、感情の起伏が激しく動揺の大きいこの時期を「**疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)**の時代」と呼んだ。ドイツ文学運動の名を借りた表現である。青年期は嵐のような不安定さの中で、自己形成が進む時期だといえる。

ひっかけポイント
第二次性徴を出生直後の特徴(第一次性徴)と取り違える選択肢が定番。ホールの疾風怒濤は「動揺の激しさ」の表現であり、平穏な時期とする説明は正反対。

選択肢の確認

①「ホールは、青年期を心身ともに変化の少ない平穏な時期であると特徴づけた」
誤り。
誤答理由: ホールの疾風怒濤は感情の起伏が激しく動揺の大きい時期という意味であり、平穏な時期とする説明は正反対である。

②「自我のめざめによって、青年は自分を客観的に見つめることが一切できなくなる」
誤り。
誤答理由: 自我のめざめは自分を対象として客観的に見つめ始めることであり、客観視ができなくなるという説明は逆である。

③「青年期には第二次性徴と呼ばれる身体の変化が現れ、自我のめざめとともに自分自身への関心が高まる。ホールはこの時期を疾風怒濤の時代と呼んだ」
正しい。
正解。青年期には第二次性徴と自我のめざめが訪れ、ホールは動揺の激しいこの時期を疾風怒濤の時代と呼んだ。

④「第二次性徴とは、出生直後に現れる男女の身体的な違いのことをいう」
誤り。
誤答理由: 出生直後からある男女の身体的な違いは第一次性徴である。第二次性徴は思春期に現れる変化を指す。

覚えるポイント

  • 第二次性徴=思春期の身体変化(第一次性徴と区別)
  • 自我のめざめ=自分を対象として見つめ始めること
  • ホール=青年期は疾風怒濤の時代

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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