RN2-B14公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(1) 青年期の課題と自己形成

欲求不満への対処についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

欲求不満への対処には、努力や工夫で問題そのものを解決する合理的解決のほか、八つ当たりのような近道反応があり、欲求不満に耐える力はフラストレーション・トレランスと呼ばれる

この問題のポイント

欲求不満への対処の分類を問う問題。「合理的解決・近道反応・防衛機制」の3つの区別と、耐性(トレランス)の性質がわかれば解ける。

解説

欲求が妨げられて満たされない状態を**欲求不満(フラストレーション)**という。人がそれにどう対処するかは、大きく3つに分けられる。

  • 合理的解決:欲求不満の原因である問題そのものを、努力・工夫・話し合いなどによって意識的・計画的に解決しようとする、最も建設的な対処
  • 近道反応(短絡反応):問題の解決に向かわず、怒りを爆発させたり八つ当たりしたりして、緊張を衝動的・攻撃的に発散する反応。計画的な解決とは正反対の行動である
  • 防衛機制:抑圧や合理化のように、無意識のうちに心の安定を守ろうとする働き。意識的な合理的解決とは区別される
    また、欲求不満に直面してもすぐに近道反応に走らず、不満に耐えて適切な対処を選べる力フラストレーション・トレランス(欲求不満耐性)という。これは生まれつき固定された能力ではなく、成長の過程でさまざまな欲求不満を経験し乗り越える中で育てられるものとされ、社会生活に不可欠な力である。

ひっかけポイント
近道反応を「計画的な解決」とする定義の逆転が定番。防衛機制は無意識の働きであり「意識的な合理的解決の一種」ではない。耐性は経験で育つ点も問われる。

選択肢の確認

①「フラストレーション・トレランスは生まれつき決まっており、経験によって育つことはない」
誤り。
誤答理由: フラストレーション・トレランスは欲求不満を経験し乗り越える中で育てられる力であり、生まれつき固定されたものではない。

②「防衛機制は、本人が意識的に選び取る合理的解決の一種である」
誤り。
誤答理由: 防衛機制は無意識の働きであり、意識的に選び取る合理的解決とは区別される。

③「欲求不満への対処には、努力や工夫で問題そのものを解決する合理的解決のほか、八つ当たりのような近道反応があり、欲求不満に耐える力はフラストレーション・トレランスと呼ばれる」
正しい。
正解。欲求不満への対処には意識的な合理的解決、衝動的な近道反応、無意識の防衛機制があり、耐える力はフラストレーション・トレランスと呼ばれる。

④「近道反応とは、時間をかけて計画的に問題を解決しようとする行動をいう」
誤り。
誤答理由: 近道反応は八つ当たりなど衝動的・攻撃的な発散を指す。計画的な問題解決は合理的解決の説明である。

覚えるポイント

  • 合理的解決(意識的)・近道反応(衝動的)・防衛機制(無意識)
  • フラストレーション・トレランス=欲求不満に耐える力
  • 耐性は経験を通じて育てられる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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