RN7-039公共・倫理 対策問題

倫理C 日本の思想(3) 近世の思想(儒学・国学・民衆思想)

国学の学問的性格とその系譜の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

契沖の実証的な古典研究に始まり、荷田春満・賀茂真淵を経て本居宣長が大成した、日本の古典に固有の道を求める学問である

この問題のポイント

契沖→荷田春満→賀茂真淵→本居宣長という国学の系譜の順序と、その学問的性格を問う問題。

解説

国学は、『万葉集』『古事記』『源氏物語』などの日本の古典を、儒教や仏教の教理を持ち込まずに実証的に研究し、日本人固有のものの考え方・感じ方(古道)を明らかにしようとする学問である。
その出発点は、元禄期の僧契沖が『万葉集』を文献に即して実証的に注釈した**『万葉代匠記』に求められる。ついで荷田春満が古典と古道の研究を提唱し、その門から出た賀茂真淵が『万葉集』研究によって古代の精神(高く直き心・ますらをぶり)を明らかにした。そして真淵に励まされた本居宣長が、三十余年をかけた『古事記伝』などによって国学を大成し、没後の門人を称した平田篤胤**が復古神道へと展開した。
「契沖→春満→真淵→宣長(→篤胤)」という系譜の順序は、共通テストでも定番の出題点である。

ひっかけポイント
系譜の順序の入れ替えが定番。読みの近い人物名を並べ替えた選択肢に注意し、契沖が最初、宣長が大成者という両端を固定して覚える。

選択肢の確認

①「契沖の実証的な古典研究に始まり、荷田春満・賀茂真淵を経て本居宣長が大成した、日本の古典に固有の道を求める学問である」
正しい。
正解。国学は契沖の実証的古典研究に始まり、荷田春満・賀茂真淵を経て本居宣長が大成した、古典に固有の道を求める学問である。

②「朱子学の理気二元論を日本の古典に適用した学問であり、林羅山が大成した」
誤り。
誤答理由: 国学は儒仏の教理を古典に持ち込むことを排した学問であり、朱子学の理気二元論の適用でも林羅山の学問でもない。

③「オランダ語の文献によって西洋の学術を研究する学問であり、杉田玄白が大成した」
誤り。
誤答理由: オランダ語文献による西洋学術の研究は蘭学であり、日本の古典を対象とする国学とは別の学問である。

④「本居宣長に始まり、賀茂真淵・荷田春満・契沖へと受け継がれた学問である」
誤り。
誤答理由: 系譜の順序が逆である。正しくは契沖から荷田春満・賀茂真淵を経て本居宣長へ受け継がれた。

覚えるポイント

  • 国学=古典の実証研究による古道の探究
  • 契沖『万葉代匠記』が実証研究の先駆
  • 系譜は契沖→荷田春満→賀茂真淵→本居宣長

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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