SG5-030地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

クルド人に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

トルコ・イラク・イランなど複数の国に分かれて居住し、独自の国家を持たない世界最大級の民族といわれる

この問題のポイント

国家を持たない民族の代表例クルド人の居住地域を問う。トルコ・イラク・イラン・シリアの国境地帯という位置関係が判断の軸。

解説

クルド人は、トルコ東部・イラク北部・イラン西部・シリア北部にまたがる山岳地帯(クルディスタンと呼ばれる)に居住する民族で、人口は約3000万人とされる。独自の言語(クルド語)と文化を持ちながら独自の国家を持たない、世界最大級の民族といわれる。
第一次世界大戦後のオスマン帝国の解体に際し、居住地域が複数の国に分割されたことが問題の起源である。国境線が民族の分布を無視して引かれた典型例といえる。
各国で少数民族となったクルド人は、自治や独立を求める運動を続けてきたが、各国政府との対立や弾圧、難民の発生を招いてきた。イラク北部では一定の自治が認められているものの、独立国家の樹立には至っていない。
民族分布と国境のずれが生む問題の代表例として、共通テストでも位置関係とともに問われやすい。

ひっかけポイント
居住地域を別の地域に置き換える選択肢が定番。「トルコ・イラク・イラン・シリアの国境地帯」という位置と、「国家を持たない」という点の二つを軸に判断する。

選択肢の確認

①「主にロシアとウクライナの国境地帯に居住する民族である」
誤り。
誤答理由: ロシア・ウクライナの国境地帯はクルド人の居住地ではない。クルド人の居住地はトルコ・イラク・イラン・シリアにまたがる地域である。

②「トルコ・イラク・イランなど複数の国に分かれて居住し、独自の国家を持たない世界最大級の民族といわれる」
正しい。
正解。クルド人はトルコ・イラク・イラン・シリアの国境地帯の山岳地域に約3000万人が分かれて居住し、独自の国家を持たない世界最大級の民族とされる。

③「東南アジアの山岳地帯に住む焼畑農耕民である」
誤り。
誤答理由: クルド人は西アジアの民族であり、東南アジアの山岳民族ではない。居住地域はクルディスタンと呼ばれるトルコ・イラク・イランなどの国境地帯である。

④「独自の国家を建国し、すでに国連にも加盟している」
誤り。
誤答理由: クルド人の独立国家は実現しておらず、国連加盟国も存在しない。イラク北部で自治が認められているにとどまる。

覚えるポイント

  • クルド人はトルコ・イラク・イラン・シリアに分かれて居住
  • 約3000万人、国家を持たない世界最大級の民族
  • 第一次世界大戦後の国境画定が問題の起源

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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