TK2-A01地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

プレートの広がる境界についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

マントルからマグマが上昇して新しい地殻がつくられる境界で、大西洋中央海嶺やアイスランドがその代表例である

この問題のポイント

広がる境界の仕組みと代表例を問う。「新しい地殻の生成=海嶺」「海嶺が陸上に現れたアイスランド」という対応がわかれば解ける。

解説

広がる境界は、2つのプレートが互いに離れていく境界である。プレートの隙間を埋めるようにマントルからマグマが上昇し、冷えて固まって新しい地殻(プレート)が絶えずつくられる
海底では、この境界に沿って大山脈状の高まりである海嶺が形成される。大西洋中央海嶺は大西洋を南北に貫き、これを境に大西洋は年に数センチずつ拡大している。南北アメリカ大陸とアフリカ・ヨーロッパ大陸の海岸線の形が似ているのは、かつて一続きだった大陸が広がる境界で分裂・移動した名残である。
アイスランドは大西洋中央海嶺がそのまま海面上に現れた島で、島を横切るギャオと呼ばれる大地の裂け目がみられ、火山活動が活発で地熱発電が盛んである。
陸上の広がる境界としては、アフリカ大陸東部の大地溝帯があり、細長い断層湖(タンガニーカ湖など)や火山が分布する。将来はここでも大陸の分裂が進むと考えられている。

ひっかけポイント
海嶺(広がる境界)と海溝(狭まる境界)の入れ替えが最頻出。アイスランド=海嶺上の島、日本列島=海溝沿いの弧状列島という代表例の対応で判断する。

選択肢の確認

①「マントルからマグマが上昇して新しい地殻がつくられる境界で、大西洋中央海嶺やアイスランドがその代表例である」
正しい。
正解。広がる境界ではマグマの上昇で新しい地殻がつくられ、海底には海嶺が形成される。アイスランドは大西洋中央海嶺上の火山島である。

②「2つのプレートが正面から衝突して、ヒマラヤ山脈のような大山脈が形成される境界である」
誤り。
誤答理由: 大陸どうしの衝突で大山脈ができるのは狭まる境界(衝突型)の説明であり、ヒマラヤ山脈がその代表である。

③「海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込み、海溝が形成される境界である」
誤り。
誤答理由: 海洋プレートの沈み込みと海溝の形成は狭まる境界(沈み込み型)の説明である。

④「プレートが水平方向にすれ違う境界で、サンアンドレアス断層がその代表例である」
誤り。
誤答理由: 水平にすれ違うのはずれる境界であり、サンアンドレアス断層はその代表例である。

覚えるポイント

  • 広がる境界=新しい地殻の生成、海嶺が形成される
  • アイスランドは海嶺上の火山島(ギャオ・地熱発電)
  • アフリカ大地溝帯は陸上の広がる境界

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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