TK2-B11地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

寒帯の気候についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

ツンドラ気候(ET)では短い夏にコケ類や地衣類が生育するのに対し、氷雪気候(EF)は最暖月も0度未満で植生がみられない

この問題のポイント

寒帯内部のETとEFの区分基準を問う。「最暖月0〜10度=ET・コケ類」「最暖月0度未満=EF・無植生」という数値と植生の対応で解ける。

解説

寒帯(E)は最暖月の平均気温が10度未満で、樹木が生育できない気候帯である。気温によって2つに分かれる。
ツンドラ気候(ET)は、最暖月が0度以上10度未満の気候区である。短い夏に地表の凍土が融け、コケ類や地衣類・草が生育する原野(ツンドラ)が広がる。樹木は育たないが植生は存在する点が重要である。北極海沿岸のシベリア北部・カナダ北部・アラスカに分布し、先住民のイヌイットの狩猟や、サーミの
トナカイ遊牧
など、寒冷環境に適応した伝統的な生活文化が営まれてきた。
氷雪気候(EF)は、最暖月でも0度未満の気候区である。一年中氷と雪に覆われ、植生はみられない南極大陸グリーンランド内陸部が該当し、定住人口はなく、観測基地が置かれるのみである。
地球温暖化の影響は高緯度で特に大きく、永久凍土の融解によるインフラの損傷や温室効果ガスの放出が懸念されている。

ひっかけポイント
ETとEFの境界は「最暖月0度」であり、数値の入れ替えに注意。ETは「樹木はないが植生はある」点が、森林ありや無植生とする選択肢との判別点になる。

選択肢の確認

①「氷雪気候(EF)は、最暖月の平均気温が10度以上の気候区である」
誤り。
誤答理由: EFは最暖月でも0度未満の気候区である。最暖月10度以上なら寒帯ではなく温帯や冷帯に区分される。

②「寒帯の地域には人類は全く居住しておらず、伝統的な生活文化は存在しない」
誤り。
誤答理由: ツンドラ地域にはイヌイットの狩猟やトナカイ遊牧など、寒冷環境に適応した伝統的な生活文化が存在する。

③「ツンドラ気候(ET)では短い夏にコケ類や地衣類が生育するのに対し、氷雪気候(EF)は最暖月も0度未満で植生がみられない」
正しい。
正解。ETは最暖月0〜10度で短い夏にコケ類・地衣類が生育し、EFは最暖月も0度未満で植生がみられない。南極やグリーンランド内陸がEFである。

④「ツンドラ気候(ET)では、夏の間に樹木が高く生い茂る森林が広がる」
誤り。
誤答理由: ツンドラ気候は樹木が生育できない気候であり、森林は広がらない。夏に生育するのはコケ類・地衣類・草にとどまる。

覚えるポイント

  • ET=最暖月0〜10度、コケ類・地衣類のツンドラ
  • EF=最暖月0度未満、南極・グリーンランド内陸、無植生
  • イヌイットやトナカイ遊牧など寒帯の生活文化も出題される

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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