TK2-B12|地理総合・地理探究 対策問題
高山気候についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
低緯度の高山では標高が上がるにつれて気温が下がるため、同じ緯度でも標高に応じた植生や農業の垂直分布がみられ、アンデスには高山都市が発達している
この問題のポイント
高山気候の成り立ちと生活への影響を問う。「標高による気温低下→垂直分布」「低緯度の高山都市」という枠組みがわかれば解ける。
解説
気温は標高が100メートル上がるごとに約0.65度(1000メートルで約6.5度)低下する。このため低緯度の高山では、緯度からは熱帯のはずの土地に温帯や寒帯に相当する気候が現れる。これが高山気候(H)である。
アンデスやヒマラヤの山腹では、標高に応じて植生と農業が帯状に変わる垂直分布がみられる。アンデスでは、低地の熱帯作物(カカオ・バナナ)から、中腹のとうもろこし、高地のじゃがいも(アンデス原産)へと栽培作物が交代し、森林限界を超えた高地ではリャマ・アルパカの放牧が行われる。稲作の中心地ではない。
低緯度の高地は一年中春のような温和な気候(常春)となるため、暑熱を避けて人口が集まり、高山都市が発達した。エクアドルのキト(標高約2800メートル)、コロンビアのボゴタ、ボリビアのラパス(約4000メートル)、メキシコシティなどが代表である。
気温の年較差は小さい一方、空気が薄く放射が強いため日較差(昼夜の差)が大きいことも特徴である。
ひっかけポイント
気温低下率は「100メートルで約0.65度」であり、6.5度とする桁違いに注意。高山気候は「年較差小・日較差大」で、これを逆にした選択肢が定番である。
選択肢の確認
①「アンデス山脈の高地では、稲作が農業の中心となっている」
❌ 誤り。
誤答理由: アンデス高地の農業はじゃがいも栽培とリャマ・アルパカの放牧が中心である。稲作は高温多雨の低地の農業であり適さない。
②「低緯度の高山では標高が上がるにつれて気温が下がるため、同じ緯度でも標高に応じた植生や農業の垂直分布がみられ、アンデスには高山都市が発達している」
✅ 正しい。
正解。標高が上がるほど気温が下がるため低緯度の高山には垂直の植生・農業分布が現れ、キトやラパスのような高山都市が発達している。
③「気温は標高が100メートル上がるごとに約6.5度ずつ低下する」
❌ 誤り。
誤答理由: 気温の低下は標高100メートルごとに約0.65度であり、6.5度は1000メートルあたりの値である。桁を誤っている。
④「低緯度の高山地帯は一年を通じて気温の変化が激しく、一日の中の気温差はほとんどない」
❌ 誤り。
誤答理由: 低緯度の高山は年較差が小さく常春と呼ばれる一方、昼夜の日較差は大きい。年較差と日較差の関係を逆にしている。
覚えるポイント
- 標高100メートルごとに約0.65度低下→垂直分布
- 低緯度の高山都市(キト・ラパス・ボゴタ)は常春の気候
- 年較差は小さく日較差が大きい。じゃがいも・リャマが象徴
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。