TK4-013|地理総合・地理探究 対策問題
鉄鉱石の産出と貿易についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
安定陸塊に多く分布し、輸出はオーストラリアとブラジルの2か国で世界の大半を占める
この問題のポイント
鉄鉱石の分布(安定陸塊)と輸出二大国(オーストラリア・ブラジル)を問う。エネルギー資源との分布の違いがカギ。
解説
鉄鉱石は、先カンブリア時代の地層に由来するものが多く、安定陸塊(楯状地など)に豊富に分布する。石炭=古期造山帯、石油=新期造山帯との対比で押さえたい。
産出はオーストラリア・ブラジル・中国が上位で、輸出ではオーストラリア(ピルバラ地区のマウントホエールバックなど)とブラジル(カラジャス鉄山など)の2か国が世界の大半を占める。
最大の輸入国は世界の粗鋼生産の約半分を占める中国であり、日本も輸入の約6割をオーストラリア、約3割をブラジルに依存する。
鉄鉱石のように埋蔵が特定の国に偏る資源は、産出国の寡占企業と製鉄会社の価格交渉や、輸出国の政策が世界の鉄鋼業に大きく影響する。資源を持つ国が採掘から輸送までを大企業が担う資源メジャーの存在も特徴である。
ひっかけポイント
「鉄鉱石=安定陸塊」を「新期造山帯」とすり替えるのが定番。輸出のオーストラリア・ブラジルと、輸入の中国・日本という立場の区別も問われる。
選択肢の確認
①「安定陸塊に多く分布し、輸出はオーストラリアとブラジルの2か国で世界の大半を占める」
✅ 正しい。
正解。鉄鉱石は先カンブリア時代の地層を持つ安定陸塊に多く、輸出はピルバラ地区を持つオーストラリアとカラジャスなどのブラジルで世界の大半を占める。
②「新期造山帯の火山の周辺だけに分布する」
❌ 誤り。
誤答理由: 新期造山帯の火山周辺という条件は銅などの説明に近く、鉄鉱石の主産地は安定陸塊である。
③「世界最大の輸出国は日本である」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本は鉄鉱石をほぼ全量輸入する世界有数の輸入国であり、輸出国ではない。
④「日本の輸入先はロシアが最も多く、全体の約8割を占める」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本の輸入先はオーストラリアが約6割、ブラジルが約3割であり、ロシア中心という記述は誤りである。
覚えるポイント
- 鉄鉱石は安定陸塊(楯状地)に多い
- 輸出はオーストラリアとブラジルで大半を占める
- 最大の輸入国は中国、日本は豪州に約6割依存
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。