TK4-036地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

天然ゴムと油やしについての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

ともに東南アジアで生産が盛んで、天然ゴムはタイやインドネシア、パーム油はインドネシアとマレーシアが主産国である

この問題のポイント

東南アジアの二大プランテーション作物の主産国と、油やし拡大に伴う環境問題を問う。

解説

天然ゴムはアマゾン原産だが、イギリスが植民地時代にマレー半島へ移植して以来、東南アジアが世界の主産地となった。現在の生産はタイ・インドネシア・ベトナムが上位で、タイヤなどの工業原料として輸出される。
油やしの実から採れるパーム油は、食用油・マーガリン・洗剤・化粧品など極めて用途が広く、世界で最も多く生産される植物油である。生産はインドネシアとマレーシアの2か国で世界の8割以上を占める。
パーム油需要の急増を背景に、両国では熱帯林を伐採して油やし農園(プランテーション)へ転換する開発が進み、熱帯林の減少、オランウータンなどの生息地破壊、泥炭地の火災による温室効果ガス排出が国際的な問題となっている。持続可能なパーム油の認証制度(RSPO)など、環境と両立させる取り組みが進められている。

ひっかけポイント
天然ゴム=タイ・インドネシア、パーム油=インドネシア・マレーシアという主産国の微妙な違いが問われる。油やし拡大は熱帯林破壊の要因であり「保全に貢献」は逆である。

選択肢の確認

①「ともに冷帯の針葉樹林地帯が主産地である」
誤り。
誤答理由: 両作物とも高温多湿の熱帯の作物で、冷帯の針葉樹林帯では栽培できない。

②「天然ゴムの生産はブラジルが世界の大半を占めている」
誤り。
誤答理由: 天然ゴムはアマゾン原産だが、現在の生産の中心は移植先の東南アジアであり、ブラジルが大半という記述は誤りである。

③「油やし農園の拡大は、熱帯林の保全に大きく貢献している」
誤り。
誤答理由: 油やし農園の拡大は熱帯林の伐採・転換を伴い、熱帯林減少の大きな要因である。保全に貢献という記述は逆である。

④「ともに東南アジアで生産が盛んで、天然ゴムはタイやインドネシア、パーム油はインドネシアとマレーシアが主産国である」
正しい。
正解。天然ゴムはタイ・インドネシアなど東南アジアが主産地で、パーム油はインドネシアとマレーシアで世界の8割以上を占める。

覚えるポイント

  • 天然ゴムはタイ・インドネシアなど東南アジアが主産地
  • パーム油はインドネシア・マレーシアで8割以上
  • 油やし農園の拡大が熱帯林減少の大きな要因

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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