TK8-001地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

ノルウェー西岸などにみられるフィヨルドの説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

氷河が削ったU字谷に海水が浸入してできた、奥行きが深く水深の大きい入り江である

この問題のポイント

フィヨルドの成因を問う。氷河のU字谷+沈水という組み合わせと、リアス海岸(V字谷の沈水)との区別が判断の軸。

解説

フィヨルドは、氷期に氷河が谷を削ってできた断面U字形のU字谷に、氷河の後退後、海水が浸入してできた細長い入り江である。
氷河は谷底を深くえぐるため、フィヨルドは奥行きが数十キロメートルに及び、水深も数百メートルと非常に深い。ノルウェー西岸のソグネフィヨルドが世界最大級で、ほかにチリ南部、ニュージーランド南島、グリーンランドなど、氷河に覆われた高緯度地方の海岸に分布する。波が穏やかな入り江は港や養殖(ノルウェーのサケ養殖)に利用され、観光資源にもなっている。
対比すべきはリアス海岸である。こちらは河川が削ったV字谷が沈水したもので、スペイン北西岸や三陸海岸南部が代表例である。同じ沈水海岸でも、削った主体が氷河か河川かで形が異なる。フィヨルドは高緯度、リアス海岸は緯度を問わない、という分布の違いも判別の手がかりになる。

ひっかけポイント
リアス海岸(V字谷の沈水)との入れ替えが最頻出。U字谷=氷河=フィヨルド、V字谷=河川=リアス海岸と整理する。

選択肢の確認

①「河川が削ったV字谷に海水が浸入してできた、のこぎり歯状の海岸である」
誤り。
誤答理由: 河川のV字谷が沈水したのはリアス海岸の説明で、スペイン北西岸や三陸海岸南部が代表例である。

②「サンゴ礁が発達してできた環状の島である」
誤り。
誤答理由: サンゴ礁が発達した環状の島は環礁の説明で、氷河地形のフィヨルドとは成因が全く異なる。

③「河口部に土砂が堆積してできた三角州である」
誤り。
誤答理由: 河口に土砂が堆積した三角州は堆積地形で、侵食谷の沈水でできるフィヨルドとは逆の成因である。

④「氷河が削ったU字谷に海水が浸入してできた、奥行きが深く水深の大きい入り江である」
正しい。
正解。フィヨルドは氷河の削ったU字谷に海水が浸入した深い入り江で、ノルウェー西岸など高緯度の海岸に分布する。

覚えるポイント

  • フィヨルド=氷河のU字谷+沈水、深く細長い入り江
  • ノルウェー・チリ南部・ニュージーランド南島など高緯度に分布
  • リアス海岸は河川のV字谷の沈水で別物

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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