TK9-003|地理総合・地理探究 対策問題
通常は日本(東経135度)との時差が9時間であるロンドンが、夏の間サマータイムを実施して時計を1時間進めた場合、日本との時差はどうなるか。最も適切なものを選べ。
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正解: 1
正解
時差は8時間に縮まり、日本の方が8時間進んでいる状態になる
この問題のポイント
サマータイム(夏時間)が時差計算に与える影響を問う。「遅れている側が時計を進めれば差は縮まる」という関係の理解が軸である。
解説
サマータイム(夏時間)は、夏の日照時間の長い期間に、時計の針を通常より1時間進める制度である。ヨーロッパ諸国やアメリカなどの中高緯度の国で導入されており、夕方の明るい時間を有効に使う狙いがある。
通常、日本はロンドンより9時間進んでいる。ロンドンがサマータイムで時計を1時間進めると、遅れていた側が1時間分追い付く形になるので、差は9−1=8時間に縮まる。進んでいるのは依然として日本である。
逆に、もし進んでいる側の国が夏時間を実施すれば、時差は1時間広がる。共通テストでは「夏に出題された時差問題」でサマータイムの有無が指定されることがあり、指定を見落とすと1時間ずれた誤答を選ばされる。
低緯度の国では昼の長さが季節でほとんど変わらないため、サマータイムを導入する意味が乏しいことも押さえておきたい。
ひっかけポイント
「時計を進める=時差が広がる」と機械的に考えると誤る。どちらの国が進んでいる側かを確認してから増減を判断する。
選択肢の確認
①「時差は8時間に縮まり、日本の方が8時間進んでいる状態になる」
✅ 正しい。
正解。遅れている側のロンドンが時計を1時間進めるので、9時間あった差は1時間分縮まり8時間になる。進んでいるのは依然として日本である。
②「時差は10時間に広がり、日本の方が10時間進んでいる状態になる」
❌ 誤り。
誤答理由: 増減の向きが逆。遅れている側が時計を進めれば差は縮まるのであり、10時間に広がるのは進んでいる側が夏時間を実施した場合である。
③「サマータイムは時差に影響せず、9時間のまま変わらない」
❌ 誤り。
誤答理由: サマータイムは時計の針そのものを動かす制度であり、時差の計算に直接影響する。9時間のまま変わらないという理解が誤り。
④「時差は8時間になるが、ロンドンの方が進んでいる状態になる」
❌ 誤り。
誤答理由: 時差8時間という数値は正しいが、進んでいる側の判断が逆。1時間縮まってもなお日本の方が8時間進んでいる。
覚えるポイント
- サマータイムは夏に時計を1時間進める制度
- 遅れている側が実施すると時差は1時間縮まる
- 中高緯度の国で導入され、低緯度では意味が乏しい
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。