TK9-057地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

赤道のごく近くに位置するにもかかわらず、年間を通じて平均気温が14度前後と涼しく、気温の年較差がほとんどないという気候の特徴をもつ都市として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

キト

この問題のポイント

「低緯度なのに涼しい」という一見矛盾する気候データから高山気候を見抜けるかを問う。気温の逓減率の理解が軸である。

解説

気温は標高が100m上がるごとに約0.6度下がる(逓減)。したがって低緯度でも標高が高ければ涼しくなる。エクアドルの首都キトは赤道のほぼ直下だが標高約2800mのアンデス山中にあり、年平均気温14度前後の常春の気候を示す。低緯度の高地では緯度による季節変化が小さいため年較差がほとんどないことも特徴で、このような気候を高山気候(H)と呼ぶ。
ラパス(ボリビア)、ボゴタ(コロンビア)、メキシコシティ、アディスアベバ(エチオピア)なども高山都市の例で、暑さや低地の病害を避けて
高地に都市が発達
した点がラテンアメリカ・アフリカの都市立地の特徴として問われる。
消去の確認をする。マナオスはアマゾン低地のAfで年中高温。リマは低緯度の海岸だが寒流の影響の砂漠気候で、涼しいものの「赤道のごく近く」ではなく南緯12度。ブラジリアは標高1100m程度のAw高原で、キトほどの低温にはならない。

ひっかけポイント
「赤道直下=暑い」という思い込みを突くのが高山気候の定番。緯度と標高の両方を確認してから気温を判断する。

選択肢の確認

①「マナオス」
誤り。
誤答理由: マナオスはアマゾン低地の熱帯雨林気候(Af)で年中高温であり、平均14度前後の涼しさという特徴に合わない。

②「リマ」
誤り。
誤答理由: リマは南緯12度の海岸砂漠の都市で「赤道のごく近く」とはいえず、涼しさの原因も標高ではなく寒流である。

③「ブラジリア」
誤り。
誤答理由: ブラジリアは標高1100m程度のサバナ高原の都市で、年平均気温は20度を超え、14度前後の常春とまではならない。

④「キト」
正しい。
正解。赤道近くで標高約2800mに位置するキトは、標高100mごとに約0.6度下がる気温の逓減により年平均14度前後の常春となり、年較差もほぼない。

覚えるポイント

  • 標高100mごとに気温は約0.6度低下
  • キトは赤道直下・標高約2800mの常春の都市
  • 低緯度の高山気候は年較差が極めて小さい

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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