TK9-064地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

地形図上で尾根と谷を見分ける方法として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

等高線が標高の低い方へ張り出していれば尾根、高い方へ食い込んでいれば谷である

この問題のポイント

等高線の張り出しの向きから尾根と谷を判別する読図の定石を問う。防災の文脈でも重要になる基本技能である。

解説

尾根は周囲より高まった峰の連なり、は周囲より低くくぼんだ地形である。等高線の形からは次のように判別する。

  • 尾根:等高線が標高の低い方へ向かって凸(張り出す)。高い所が低い方へ突き出ているイメージ
  • :等高線が標高の高い方へ向かって凸(食い込む)。低い所が高い方へ切れ込んでいるイメージ
    判別の際は、まず計曲線の数値などでどちら側が高いかを確認することが先決である。同じ形でも高低の向きが分からなければ判定できない。谷には水が集まるため、谷線に沿って河川が描かれていることも手がかりになる。
    この判別は実用上も重要で、大雨のとき水や土石流が集まるのは谷であり、山中で安全に移動できるのは尾根筋とされる。ハザードマップや避難経路の考察問題でも、谷への立地の危険性を読み取らせる出題がみられる。

ひっかけポイント
「高い方へ張り出す=尾根」という直感的な逆の対応を選ばせる誤答が定番。低い方へ突き出るのが尾根、と落ち着いて確認する。

選択肢の確認

①「尾根と谷は等高線からは判別できず、河川の記号だけで判断する」
誤り。
誤答理由: 尾根と谷は等高線の張り出しの向きから判別できる。河川の記号は谷の確認の補助にはなるが唯一の手段ではない。

②「等高線が標高の低い方へ張り出していれば尾根、高い方へ食い込んでいれば谷である」
正しい。
正解。尾根では等高線が標高の低い方へ張り出し、谷では標高の高い方へ食い込む。判定の前にどちら側が高いかを数値で確認するのが手順である。

③「等高線が標高の高い方へ張り出していれば尾根、低い方へ張り出していれば谷である」
誤り。
誤答理由: 張り出しの向きの対応が逆。高い方へ食い込むのは谷であり、低い方へ突き出るのが尾根である。

④「等高線が直線状に並んでいるところが尾根で、曲線状のところが谷である」
誤り。
誤答理由: 等高線の直線・曲線という形状の違いは尾根と谷の判別基準ではない。張り出す向きと高低の関係で判定する。

覚えるポイント

  • 等高線が低い方へ凸なら尾根、高い方へ凸なら谷
  • 先に高低の向きを数値で確認する
  • 水と土砂は谷に集まり、災害リスクが高い

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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