JT2-D33歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(4) 現代の日本の課題の探究

石油危機後の日本企業の対応として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

減量経営や省エネルギー化を進め、自動車・電機などの輸出競争力を高めた

背景・因果

企業は減量経営(人員・在庫・借入の圧縮)と省エネ・ME(マイクロエレクトロニクス)化で危機を乗り切り、燃費のよい自動車などの輸出で「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれる競争力を得た。

覚えるポイント

この成功が1980年代の貿易摩擦を招く、という因果の連鎖で出題される。「安定成長」への転換期の企業行動として整理。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「重化学工業への投資を拡大し続けた」
石油を大量消費する重化学工業中心の投資は見直され、知識集約型・省エネ型産業へ比重が移った。従来型投資を無制限に拡大したのではない。

② ✅ 正解「減量経営や省エネルギー化を進め、自動車・電機などの輸出競争力を高めた」
石油危機後、企業は人員・設備を合理化する減量経営と省エネルギー技術を進め、自動車・電機など加工組立型産業の輸出競争力を高めた。

③ ❌ 誤答「石炭産業へ全面的に回帰した」
エネルギー源の多様化は進んだが、産業全体が石炭へ全面回帰したのではない。原子力・天然ガスなども利用を拡大した。

④ ❌ 誤答「生産をすべて海外に移した」
海外生産は増えたが、国内生産をすべて移転したわけではない。国内でも省エネ型の高付加価値生産が続いた。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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