JT3-D41|歴史総合・日本史探究 対策問題
1971年のニクソン=ショック(ドル危機)の内容として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
金とドルの交換停止が発表され、固定為替相場制が揺らいだ
背景・因果
1971年8月、ニクソン米大統領は金とドルの交換停止を発表し、ブレトン=ウッズ体制(1ドル=360円の固定相場)は根底から揺らいだ。スミソニアン協定(1ドル=308円)を経て、1973年に主要国は変動為替相場制へ移行し、日本の高度成長を支えた通貨環境は終わった。
覚えるポイント
「360円(1949年〜)→308円(1971年)→変動相場制(1973年)」の推移は為替グラフ問題の定番。同年の第1次石油危機とあわせ「1970年代前半=高度成長の終焉」と整理。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「アメリカが対日貿易を全面停止した」
アメリカは輸入課徴金などを発表したが、日本との貿易を全面停止したわけではない。通貨制度の転換と貿易摩擦の激化を区別する必要がある。
② ✅ 正解「金とドルの交換停止が発表され、固定為替相場制が揺らいだ」
1971年のニクソン=ショックではアメリカが金とドルの交換停止を発表し、ブレトン=ウッズ体制の固定相場が揺らいだ。その後1973年に主要国は変動相場制へ移行した。
③ ❌ 誤答「アメリカが日本に金本位制への復帰を求めた」
アメリカは金準備の流出に耐えられず、金本位的な交換制度から離脱する方向を選んだ。日本へ金本位制復帰を求めた政策ではない。
④ ❌ 誤答「円が切り下げられて1ドル=500円になった」
円は1ドル=360円からスミソニアン協定の308円へ切り上げられ、対ドルで価値が上がった。500円への切下げという説明は方向も数値も逆である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。