JT2-D40|歴史総合・日本史探究 対策問題
戦後日本の歩みを「探究」する際の資料の扱い方として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
統計・証言・映像など複数の種類の資料を組み合わせ、それぞれの限界を踏まえて考察する
背景・因果
現代史は資料が豊富な分、統計・公文書・証言・映像などの性格の違いを踏まえた組み合わせが重要になる。統計には作成基準、証言には記憶の変容、映像には編集意図という限界がそれぞれある。
覚えるポイント
探究のまとめ型設問では「複数資料の突き合わせ」「限界の自覚」を含む選択肢が正解になりやすい。単一資料での断定は誤り筋。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「政府の発表資料だけを用いれば十分である」
政府発表は政策側の重要資料だが、その立場や目的が反映される。市民の証言・統計・報道などと照合しなければ十分とはいえない。
② ❌ 誤答「新しい資料ほど常に正確なので古い資料は捨てる」
新しさは正確さを自動的に保証せず、出来事と同時代の古い一次資料も重要である。成立事情と証拠能力で評価する。
③ ❌ 誤答「一つの証言ですべてを結論づける」
一つの証言には記憶違い・立場・経験範囲の限界がある。他の証言や記録と突き合わせず全体を結論づけることはできない。
④ ✅ 正解「統計・証言・映像など複数の種類の資料を組み合わせ、それぞれの限界を踏まえて考察する」
統計・証言・映像・公文書など性格の異なる資料を相互に照合し、作成者・目的・欠落を検討することで、多面的な歴史像を組み立てられる。史料批判の基本である。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。