JT3-D70|歴史総合・日本史探究 対策問題
現代の課題を歴史的に探究する方法として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
課題の起源や経緯を複数の資料で確かめ、過去の選択の背景と結果を踏まえて考察する
背景・因果
日本史探究の最終目標は、少子高齢化・災害・エネルギー・国際関係などの現代の課題を、その歴史的な起源と経緯にさかのぼって考察する力である。複数の資料を突き合わせ、当時の人々が置かれた条件と選択の結果を踏まえて考えることで、現在への示唆を導くことができる。
覚えるポイント
「現在の価値観で断罪する」「単一資料で断定する」は、共通テストが一貫して誤りとする姿勢。探究科目の出題意図そのものを問う問題は、この原則を知っていれば必ず解ける。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「現在の価値観だけで過去の出来事の善悪を断定する」
現在の価値観だけで過去を裁くと、当時の制度・知識・利害や選択肢を見落とす。現代との違いを認識しつつ背景と結果を検討する必要がある。
② ❌ 誤答「一つの資料の記述をそのまま結論として採用する」
一つの資料には作成者の立場・目的・情報範囲による偏りがあり、その記述だけで結論を固定できない。複数資料を相互に照合して確からしさを判断する。
③ ❌ 誤答「歴史と現代の課題は無関係なので分けて考える」
少子高齢化、災害、エネルギー、国際関係など現代の課題には歴史的な形成過程がある。歴史と切り離さず、過去の政策や社会変化から現在への示唆を得る。
④ ✅ 正解「課題の起源や経緯を複数の資料で確かめ、過去の選択の背景と結果を踏まえて考察する」
現代の課題は起源と経緯を複数の資料で確かめ、当時の条件や選択がどのような結果を生んだかを考察する必要がある。資料の性格と異なる立場も比較するのが歴史的探究である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。