JT3-D06|歴史総合・日本史探究 対策問題
五箇条の誓文(1868年)の内容として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」と公議世論の尊重を掲げた
背景・因果
新政府は1868年3月、天皇が神々に誓う形式で五箇条の誓文を発布し、「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」と公議世論の尊重、開国和親などの国家方針を示した。同時に庶民向けの五榜の掲示ではキリスト教禁止など旧幕府の方針を維持しており、両者の対比が重要である。
覚えるポイント
「誓文(新方針)と五榜の掲示(旧方針の継続)が同時に出された」というずれを突くのが共通テストの定番。誓文が後の民権運動や昭和の終戦後にも引用された点も資料問題で出る。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」と公議世論の尊重を掲げた」
五箇条の誓文は「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」と掲げ、公議・世論を尊重する新政府の基本方針を示した。
② ❌ 誤答「キリスト教の解禁を宣言した」
同時期の五榜の掲示ではキリスト教禁制が引き続き示され、即時解禁は宣言されなかった。禁教高札撤去は1873年である。
③ ❌ 誤答「武士の身分特権の即時廃止を定めた」
武士の身分特権は版籍奉還・秩禄処分・廃刀令などを通じ段階的に解体された。誓文が即時全廃を定めたのではない。
④ ❌ 誤答「帝国議会の即時開設を約束した」
帝国議会の開設は1890年で、誓文は具体的な即時議会開設日程を約束していない。「会議」は広い公議を指した。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。