JT3-D07|歴史総合・日本史探究 対策問題
明治新政府の中央集権化の過程を順に並べたものとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
版籍奉還→廃藩置県
背景・因果
新政府はまず1869年の版籍奉還で諸大名に土地(版図)と人民(戸籍)を返上させたが、旧藩主がそのまま知藩事として藩政を続けたため実質は変わらなかった。そこで1871年、薩長土の兵力(御親兵)を背景に廃藩置県を断行し、知藩事を東京に移住させ中央任命の府知事・県令を派遣した。
覚えるポイント
「版籍奉還=名目的、廃藩置県=実質的な中央集権化」という段階の違いが核心。廃藩置県が意外なほど抵抗なく実現した理由(藩財政の破綻)も問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「廃藩置県→版籍奉還」
廃藩置県は版籍奉還で藩主を知藩事にした後に実施された。1871年から1869年へ遡る順序は逆である。
② ❌ 誤答「廃藩置県→大政奉還」
大政奉還は1867年、廃藩置県は1871年である。選択肢は年代順を逆にし、内容も将軍政権返上と地方制度改革で異なる。
③ ❌ 誤答「地租改正→版籍奉還」
版籍奉還は1869年、地租改正は1873年以降なので、地租改正を先に置けない。
④ ✅ 正解「版籍奉還→廃藩置県」
1869年の版籍奉還で藩主が土地・人民を朝廷へ返し、1871年の廃藩置県で藩そのものを廃止した。この順に中央集権化が進んだ。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。