RS2-043|歴史総合・日本史探究 対策問題
第五福竜丸事件(1954年)が日本社会に与えた影響として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
原水爆禁止運動が全国に広がり、翌年広島で第1回世界大会が開かれた
背景・因果
ビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被曝すると、杉並の主婦らの署名運動から原水爆禁止運動が全国に広がり、1955年に第1回原水爆禁止世界大会が広島で開かれた。
覚えるポイント
広島・長崎に続く「三度目の被曝」として世論を動かした。冷戦下の核実験競争と市民運動の関係を問う定番。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「アメリカとの同盟が直ちに破棄された」
事件は日米関係の問題にもなったが、日米安全保障条約は破棄されず同盟は継続した。市民運動の拡大と政府間同盟の存続を区別する。
② ✅ 正解「原水爆禁止運動が全国に広がり、翌年広島で第1回世界大会が開かれた」
1954年、ビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被曝すると、原水爆禁止署名運動が全国へ拡大した。1955年に広島で第1回原水爆禁止世界大会が開かれた。
③ ❌ 誤答「日本の原子力研究がすべて禁止された」
事件後も日本は平和利用を掲げて原子力研究・発電を進め、全研究を禁止していない。1955年には原子力基本法が成立した。
④ ❌ 誤答「事件は国内でほとんど報道されなかった」
第五福竜丸の被曝と乗組員久保山愛吉の死は広く報道され、放射能への不安と反核世論を高めた。報道されなかったという説明は運動拡大と矛盾する。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。