DA-S25情報Ⅰ 対策問題

データの活用思考・計算

図書委員会がアンケートの回答データを分析する前に行う「前処理」として適切なものはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

データクレンジング(表記ゆれの統一) を問う問題です。正しい前処理と不正な操作の線引きを押さえます。

解説

アンケートの自由記述や項目入力には、「マンガ」「まんが」「漫画」のように同じものを指す別表記(表記ゆれ)が必ず混ざります。放置するとコンピュータは3つを別カテゴリとして数えるため、本当は1位の「漫画」が3分割されて順位が下がる、といった歪んだ集計結果になります。分析前に表記を1つに統一するのが正しい前処理です。

前処理に含まれるのは、表記ゆれの統一のほか、明らかな誤入力の確認・修正、欠損値(空欄)の扱いの決定などです。いずれも「データを正確に数えられる状態に整える」作業だという共通点があります。

対照的に、選択肢2の「平均値を上げるため低い評価を削除する」は、結論を都合よく作るための改ざんであり、絶対にしてはいけません。前処理との違いは目的です——品質を整えるのか、結論を操作するのか。また選択肢3のように回答者名を公開するのはプライバシーの侵害で、集計は個人が特定されない形で行うのが原則です。

共通テストでは「前処理として適切なもの/適切でないもの」の両方向で問われます。表記ゆれ・誤入力・欠損値の3点セットを「適切」側、恣意的な削除を「不適切」側として即答できるようにしましょう。

選択肢の確認

1.○ 表記ゆれの統一は集計を正確にする適切な前処理。
2.× 都合の悪い回答の削除は結論を操作する改ざん行為。
3.× 回答者名の公開はプライバシー侵害で、前処理ですらない。
4.× 確認なしの分析は、表記ゆれや誤入力による誤った結論を招く。

ここだけは覚えよう

前処理=表記ゆれ・誤入力・欠損値を整えること — 結論を操作する削除は前処理ではなく改ざん。

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