DE-S12情報Ⅰ 対策問題

コミュニケーションと情報デザイン思考・計算

グラフの縦軸を0からではなく90から始めて、わずかな差を大きな差のように見せているグラフがある。このようなグラフへの態度として最も適当なものはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

誤解を招くグラフの読み取り(統計リテラシー) を問う問題です。グラフの「印象」と「数値」を切り分ける態度が問われます。

解説

グラフは数値を視覚的な長さや面積に置き換えるため、描き方しだいで同じデータから全く違う印象を作れます。この問題の例では、縦軸を0からではなく90から始めることで、たとえば「92と95」というわずか3の差が、棒の長さでは何倍もの差に見えてしまいます。

こうした印象操作の代表的な手口には、①縦軸の起点を0以外にする、②目盛りの間隔を途中で変える、③3D表現で手前を大きく見せる、④一部の期間だけ切り取る、などがあります。いずれもデータそのものは正しいのに、見え方だけが誇張される点が厄介です。

だからこそ、グラフを読むときは「軸の起点はどこか」「目盛りは等間隔か」「単位は何か」「出どころは確かか」を確認してから印象を受け取る、という批判的(クリティカル)な読み取りが必要です。逆に自分がグラフを作る側になるときは、意図せず誤解を招く表現になっていないかを点検する責任があります。

共通テストでは、実際のグラフを見せて「このグラフの問題点」や「適切な読み取り」を選ばせる形式で出題されます。「印象のとおり受け取る」「確認は不要」のような思考停止型の選択肢は、まず誤りだと考えてよいでしょう。

選択肢の確認

1.○ 軸の起点・目盛りの確認は、批判的読み取りの基本動作。
2.× 印象は描き方で操作され得るので、そのまま受け取ってはいけない。
3.× 縦軸を途中から始めると差が誇張される。常用すべき手法ではなく、使う場合も注記が必要。
4.× 数値・目盛りの確認こそが誤読を防ぐ手段であり、必須。

ここだけは覚えよう

グラフは軸の起点・目盛り・単位を確認してから読む — 印象は操作できるが、数値の確認で見抜ける。

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