DE-S37|情報Ⅰ 対策問題
3D表現の円グラフが「手前の項目が実際より大きく見える」問題を起こすことがある。グラフ作成の姿勢として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
誠実なグラフ表現(3D円グラフの問題) を問う問題です。読み手を守る力と、作り手としての倫理の両面から考えます。
解説
3D表現の円グラフでは、遠近効果によって手前に置かれた扇形が実際の割合より大きく、奥の扇形が小さく見えます。データの数値は正しくても、見た目の面積が割合とずれてしまうため、正確な比較ができなくなるのです。これは縦軸の起点操作と並ぶ「誤解を招くグラフ」の代表例です。
ここから導かれる原則は、正確な比較を妨げる装飾は避け、平面の単純なグラフで誠実に表現すること。グラフの目的は「見栄え」ではなく「データを正しく伝えること」であり、作り手には誤解させない表現を選ぶ責任があります。かっこよく見える3Dも、比較を歪めるなら使うべきではありません。
特に注意したいのが選択肢3の「自分の主張に有利に見える表現を選ぶ」です。これは技術的には可能でも、受け手を誤導する不誠実な行為であり、情報の発信者としての倫理に反します。装飾の多さと信頼性も無関係で、むしろ過剰な装飾は疑いの目で見られます。
共通テストでは、読み手として「このグラフの問題点を指摘する」問題と、作り手として「適切な表現を選ぶ」問題の両方が出ます。統計リテラシー(騙されない力)と発信者の倫理(騙さない姿勢)は表裏一体、と押さえておきましょう。
選択肢の確認
1.○ 比較を妨げる装飾を避けた単純・正確・誠実な表現が原則。
2.× 3D表現は遠近効果で割合の見え方を歪めるため、常用は不適切。
3.× 有利に見せる表現の選択は受け手を誤導する不誠実な行為。
4.× 装飾の量と信頼性は無関係。過剰な装飾はむしろ正確さを損なう。
ここだけは覚えよう
グラフは単純・正確・誠実に。3D円グラフは手前が大きく見える — 作り手には誤解させない責任がある。