NW-C09情報Ⅰ 対策問題

情報通信ネットワーク通信・セキュリティ特訓

大規模災害で一部の通信設備が壊れても、インターネット全体は止まりにくい。その主な理由はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

自律分散と経路の冗長性 — インターネットの設計思想を問う問題です。

解説

インターネットは、特定の中心を持たない網の目(メッシュ)状のネットワークです。世界中のネットワークどうしが多数の経路で相互に接続されており、2地点の間の経路は1本ではありません。予備の経路があることを「経路が冗長である」といいます。

災害で一部のルータや回線が壊れると、周囲のルータはそれを検知して経路表(ルーティングテーブル)を更新し、パケットを無事な迂回路へ流します。データはパケットに分割されているので経路が変わっても宛先IPアドレスを頼りに届き、失われた分は再送されます。パケット交換方式と動的な経路選択(ルーティング)の組み合わせが、この生存性を支えています。

そもそもインターネットの原型は、一部が破壊されても全体として通信を維持できるネットワークを目指して設計されました。「中央の1台に頼らず、各ルータが自律的に判断し、壊れたら迂回する」— この自律分散の考え方は、可用性(使い続けられること)を高める設計の代表例です。

共通テストでは「なぜインターネットは止まりにくいのか」という理由の選択や、回線交換方式(決まった経路を占有)との対比で問われます。「網の目+迂回+分散」の3語で説明できるようにしましょう。

選択肢の確認

1.○ 冗長な経路と、壊れた経路を避ける動的なルーティングが理由。
2.× 中央の1台がすべてを担う集中型ではなく、分散型であることが本質。
3.× データは自動的に消えるのではなく、再送・迂回によって届けられる。
4.× インターネットは光ファイバや海底ケーブルなど物理設備の上に成り立っている。

ここだけは覚えよう

網の目構造+迂回路=止まりにくい — 中心のない自律分散が可用性を生む。

関連問題

NW-C08NW-C10