NW-C12|情報Ⅰ 対策問題
通信にIPアドレスとMACアドレスの両方が使われる理由として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
IPとMACの役割分担(階層化の意味) を問う問題です。宅配便のモデルで整理しましょう。
解説
IPアドレスは、ネットワーク上の機器を識別し、最終目的地までの配送に使われる論理的な住所です。一方MACアドレスは、ネットワーク機器(LANアダプタ)に製造時に割り当てられる固有の番号で、同じLANの中(隣接する機器どうし)の受け渡しに使われます。
宅配便に例えると、IPアドレスは伝票に書かれた「最終的な届け先の住所」、MACアドレスは「今この区間を運ぶトラックから、次のトラックへの受け渡し相手」です。荷物(パケット)は複数の営業所(ルータ)を経由しますが、伝票の宛先住所(宛先IPアドレス)は最後まで変わりません。一方、区間ごとの受け渡し相手(MACアドレス)は、その区間を越えるたびに切り替わります。
なぜ2種類も必要なのでしょうか。それは、役割の違う仕組みを**層に分けて重ねる(階層化)**という設計だからです。大域の配送(IPの層)と区間の伝送(イーサネットや無線LANの層)を分離しておけば、それぞれを独立に改良・交換できます。有線でも無線でも同じIPの仕組みがそのまま使えるのは、この階層化のおかげです。
共通テストでは「IPとMACの違い」「経路の途中で変わるのはどちらか」を問う形が考えられます。「IP=最終宛先で不変、MAC=隣への受け渡しで区間ごとに変わる」と対で覚えましょう。
選択肢の確認
1.○ 大域の配送(IP)とLAN内の受け渡し(MAC)という役割分担の正しい説明。
2.× 予備ではなく、1回の通信の中で常に両方が使われている。
3.× アドレスが2種類あっても通信速度は変わらない。
4.× 消し忘れではなく、階層化という意図された設計。
ここだけは覚えよう
IP=最終住所、MAC=隣への受け渡し — 宛先IPは不変、MACは区間ごとに切り替わる。