NW-C11|情報Ⅰ 対策問題
Webサービスの運営者が、利用者のパスワードを平文のまま保存してはいけない理由として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
パスワードのハッシュ保存(流出前提の防御) を問う問題です。運営者側の責任という視点で考えます。
解説
平文とは、暗号化などの加工をしていない「そのまま読める」状態のデータのことです。パスワードを平文のままデータベースに保存していると、不正アクセスや内部の過失でデータベースが流出したとき、全利用者のパスワードがそのまま攻撃者の手に渡り、直ちに悪用されてしまいます。
そこで運営者は、パスワードをハッシュ値に変換して保存します。ハッシュは一方向の計算なので、ハッシュ値が流出しても、そこから元のパスワードを直ちに割り出すことはできません。ログイン時の照合は「入力されたパスワードをその場でハッシュ化し、保存してあるハッシュ値と比較」すればよいので、そもそも平文を保存しておく必要がないのです。
被害はそのサービスだけにとどまりません。流出したIDとパスワードの組は、他のサービスで同じ組を試すリスト攻撃に使われます。利用者側の教訓が「パスワードを使い回さない」であるのは、このためです。運営者はハッシュ保存で、利用者は使い回しの回避で、それぞれ流出に備えます。
共通テストでは、運営者側の対策(ハッシュ保存)と利用者側の対策(使い回さない・多要素認証)を結びつけて問う形が考えられます。「流出は起こり得る前提で、被害を最小化する」という発想を押さえましょう。
選択肢の確認
1.○ 平文のまま流出すれば全パスワードが即悪用される。ハッシュ保存で被害を抑える。
2.× 保存容量の問題ではない。
3.× 入力をハッシュ化して保存値と比較すれば照合できる。平文は不要。
4.× パスワードの保存自体は禁止されていない。問題は保存の方法。
ここだけは覚えよう
パスワードはハッシュ化して保存 — 流出前提の防御。利用者は使い回しをしないことで自衛。