SO-K36情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決用語

有名人の名前や写真が持つ「客を引きつける経済的価値」を無断で利用されない権利を何というか。

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この問題のポイント

パブリシティ権(有名人の経済的価値の保護) を問う問題です。肖像権との違いは「人格を守るか、経済的価値を守るか」です。

解説

パブリシティ権は、有名人の氏名や肖像(顔・姿)が持つ「客を引きつける力(顧客吸引力)」、つまり経済的な価値を、無断で利用されない権利です。人気タレントの写真をポスターに載せれば商品が売れる——その価値はタレント本人のものであり、勝手に使ってはいけない、という考え方です。判例によって認められてきた権利です。

典型的な侵害例は、タレントの写真や名前を許可なく商品広告・グッズに使う行為です。契約して広告料を払うのが本来の姿であり、無断使用はその経済的価値のただ乗りになります。

最重要の対比が肖像権です。肖像権は「無断で撮影・公表されない」という人格的な権利で、有名無名を問わず誰にでもあります。一方パブリシティ権は、顧客吸引力という経済的価値を守る権利で、実質的に有名人に関わるものです。共通テストでは「誰にでもある権利はどちらか」「広告への無断使用で問題になる権利はどちらか」という形でこのペアの区別が問われます。「人格を守る=肖像権、金銭的価値を守る=パブリシティ権」で判別しましょう。

選択肢の確認

1.○ パブリシティ権。氏名・肖像の顧客吸引力(経済的価値)を保護。
2.× 肖像権は誰にでもある人格的権利。経済的価値の話ではない。
3.× プライバシー権は私生活をみだりに公開されない権利。
4.× 著作権は創作的表現の保護。人の氏名・肖像は著作物ではない。

ここだけは覚えよう

パブリシティ権=有名人の「客を引きつける価値」を守る — 誰にでもある肖像権と対で覚える。

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