SO-S32情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決思考・計算

学校のフィルタリング設定を強くすると調べ学習で使えるサイトまで見られなくなり、弱くすると有害サイトのリスクが上がる。この状況への対応として最も適当なものはどれか。

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正答

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この問題のポイント

安全性と利便性のトレードオフの調整 を問う問題です。両極端を捨て、運用ルールでバランスを取る発想が問われます。

解説

フィルタリングは、有害サイトへのアクセスを制限する仕組みです。強くすれば安全性は上がるが調べ学習に必要なサイトまでブロックされ(利便性が下がる)、弱くすれば利便性は上がるがリスクが増える — これは安全性と利便性の典型的なトレードオフです。

トレードオフ問題の解決手順は、1. 両立できない2つの価値を特定する(安全性と利便性) → 2. 全面禁止・全面解除のような極端な案を退ける(どちらかの価値を完全に捨てているため) → 3. 運用ルールでバランスを取る、という流れです。具体的には、利用目的を明確にし、必要なサイトの許可申請(例外申請)の仕組みを作り、状況に応じて定期的に見直す、といった設計になります。

もう一つの判断軸は決め方の透明性です。生徒に知らせずこっそり設定を変えるような運用は、たとえ内容が妥当でも信頼を損ないます。ルールは影響を受ける関係者に開かれた形で決め、理由を説明できるようにしておくことが、情報社会のルール作りの基本です。

共通テストでは、「リスクをゼロにするため全面禁止」「利便性のため全面解除」といった極端な選択肢が誤答として並び、「ルールや仕組みでバランスを取る」中間の選択肢が正解になるのが定番パターンです。SO-S15(トレードオフ)の考え方の応用問題として押さえましょう。

選択肢の確認

1.○ トレードオフを認識し、許可申請などの運用ルールでバランスを取る適切な設計。
2.× 全面禁止は教育機会という価値を完全に捨てる極端な選択。
3.× 全面解除はリスクを放置する極端な選択。
4.× こっそり変える運用は透明性を欠き、信頼を損なう。

ここだけは覚えよう

トレードオフの現実解は「極端を捨てて運用ルールで調整」 — 全面禁止も全面解除も誤答。例外申請と見直しの仕組みが正解の型。

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