SO-S15|情報Ⅰ 対策問題
自転車のシェアリングサービスを新しく始めるとき、「利便性を高めるとコストが増える」という関係が生じた。この状況の説明と対応として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
トレードオフを踏まえた意思決定 を問う問題です。関係の名前を正しく特定し、正しい対応を選ぶ2段階で解きます。
解説
トレードオフとは、一方を追求すると他方が犠牲になる、両立が難しい関係のことです。「利便性を高めるとコストが増える」はその典型で、ほかにも「安全性と利便性」「品質と価格」「速さと正確さ」など、問題解決の場面のあちこちに現れます。
解く手順は2段階です。1. 状況の関係に正しい名前を付ける — 「一方を立てれば他方が立たない」のでトレードオフです。2. その関係への正しい対応を選ぶ — 両方を同時に最大化することは定義上できないので、評価基準(何をどれだけ重視するか)を明確にし、複数の案を比較表などで評価して、目的に合ったバランスの案を選びます。
誤答は、名前は合っていても対応が矛盾しているパターンに注意です。「トレードオフだから両方同時に最大化できる」は、トレードオフの定義そのものと矛盾します。「フィードバック」は、結果を入力側に戻して調整する仕組み(エアコンの温度制御など)のことで、この状況の説明ではありませんし、コストが自動的に下がることもありません。「相関関係がない」も、利便性とコストの間には明確な関係があるので誤りです。
共通テストでは、問題解決の場面設定の中で「この関係を何と呼ぶか」「どう対応すべきか」の両方が問われます。用語の正しい定義と、「基準を決めてバランスを取る」という対応をセットで覚えましょう。
選択肢の確認
1.○ 適切。トレードオフと認識し、評価基準を決めてバランスの取れた案を選ぶ。
2.× 同時に最大化できないからこそトレードオフと呼ぶ。定義と矛盾。
3.× フィードバックは結果を入力に戻す調整の仕組み。この状況の説明ではない。
4.× 利便性とコストには明確な関係があり、考慮しないのは誤り。
ここだけは覚えよう
トレードオフ=あちらを立てればこちらが立たず — 同時最大化は不可能。評価基準を決めてバランスの取れた案を選ぶ。