PE6-008|公共・政治経済 対策問題
外部経済の例として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
養蜂家の飼うミツバチが、近隣の果樹園の受粉を助けて収穫を増やす
この問題のポイント
外部経済=市場を通さずに第三者へ「利益」が及ぶ例を選ぶ問題。利益か損害か、市場を通すか通さないかの2点で判定する。
解説
外部経済とは、ある経済主体の活動が、市場での取引を通さずに第三者へ利益を与えることをいう。
養蜂家とリンゴ農家の例は経済学の古典的な例である。養蜂家は蜂蜜を売るためにミツバチを飼っているだけだが、ミツバチが果樹園の受粉を助け、農家は対価を払わずに収穫増という利益を得る。ほかに、駅の新設で周辺の商店街がにぎわう例や、ある人が受けた教育や予防接種が社会全体に利益を及ぼす例も外部経済とされる。
外部経済のある財・サービスは、その社会的な利益が価格に反映されないため、市場に任せると過少にしか供給されない。そこで政府が補助金の交付や公的供給によって供給を促すことが正当化される。教育への公費支出はその典型である。
ひっかけポイント
排水汚染や騒音は第三者への「損害」なので外部不経済。広告による売上増は市場取引の内部の効果であり、外部性ではない点に注意。
選択肢の確認
①「養蜂家の飼うミツバチが、近隣の果樹園の受粉を助けて収穫を増やす」
✅ 正しい。
正解。養蜂家のミツバチが果樹園の受粉を助ける例は、市場取引を通さずに第三者へ利益が及ぶ外部経済の古典的な例である。
②「工場の排水が川を汚染し、下流の漁業に損害を与える」
❌ 誤り。
排水による漁業被害は第三者への損害であり、外部経済ではなく外部不経済の例である。
③「企業が広告を出して自社製品の売上げを伸ばす」
❌ 誤り。
広告による自社の売上増は市場取引の内部の効果であり、第三者への外部効果ではない。
④「航空機の騒音が空港周辺の住民の生活を妨げる」
❌ 誤り。
航空機の騒音被害は第三者への不利益であり、外部不経済の例である。
覚えるポイント
- 外部経済=市場を通さず第三者に利益が及ぶこと
- 例は養蜂と果樹園、教育、予防接種など
- 過少供給になるため補助金などで供給を促す
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。