PE6-030公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(2) 金融と財政

現在の日本銀行の政策金利についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

金融機関どうしが短期資金を貸し借りする無担保コールレート(翌日物)を誘導目標としている

この問題のポイント

現在の政策金利が何かを問う問題。「公定歩合は過去の政策金利、現在は無担保コールレート翌日物」という転換をおさえているかがカギ。

解説

コール市場は、金融機関どうしが「呼べば応える」ほどの短期資金を貸し借りする市場であり、担保なしで翌日返済する取引の金利を無担保コールレート(翌日物)という。
現在の日本銀行は、この無担保コールレートを
政策金利
とし、公開市場操作などによって目標水準へ誘導している。政策金利が動けば、銀行の貸出金利や預金金利など経済全体の金利に波及する。
かつては、日銀が民間銀行へ貸し出す際の金利である公定歩合が政策金利だった。しかし金利の自由化により公定歩合と市場金利の連動が失われ、1990年代以降はコールレートの誘導が政策の中心となった。公定歩合は現在「基準割引率および基準貸付利率」と名称を変え、コールレートの上限を画す役割にとどまる。

ひっかけポイント
「公定歩合=現在の政策金利」とする誤答が最頻出。金利自由化後の政策金利は無担保コールレート翌日物である。

選択肢の確認

①「株式市場の株価指数を目標として金利を決めている」
誤り。
日銀の金融政策は物価の安定を目的とし、株価指数を目標として金利を決める仕組みはない。

②「金融機関どうしが短期資金を貸し借りする無担保コールレート(翌日物)を誘導目標としている」
正しい。
正解。現在の政策金利は、金融機関どうしが短期資金を貸し借りするコール市場の無担保コールレート(翌日物)であり、日銀が誘導目標を定める。

③「日本銀行が民間銀行に貸し出す際の公定歩合が現在も政策金利である」
誤り。
公定歩合は金利自由化により政策金利の役割を終え、現在は基準割引率および基準貸付利率と呼ばれ補完的な役割にとどまる。

④「個人向け住宅ローン金利を日銀が直接決定している」
誤り。
住宅ローン金利は各金融機関が決めるものであり、日銀が直接決定するわけではない。政策金利の変更が間接的に影響するにとどまる。

覚えるポイント

  • 現在の政策金利は無担保コールレート(翌日物)
  • 公定歩合は金利自由化で政策金利の座を退いた
  • 日銀は公開市場操作でコールレートを誘導

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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