PE6-035公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(2) 金融と財政

中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨で、日本銀行は実証実験を行っているが発行はしていない

この問題のポイント

CBDCの定義と日本の現状を問う問題。「発行主体は中央銀行=法定通貨」「日本は実験段階で未発行」の2点で解ける。

解説

中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは、中央銀行が発行するデジタル形式の通貨をいう。現金と同じく中央銀行の債務として発行される法定通貨であり、この点で、民間が発行し価値の保証がない暗号資産や、民間事業者が提供する電子マネーとは根本的に異なる。
キャッシュレス化の進展や現金流通コストへの対応から、世界の中央銀行が研究を進めている。カンボジアやナイジェリア、バハマなどでは既に発行され、中国もデジタル人民元の大規模な実証を行っている。
日本銀行は2021年から実証実験を段階的に進め、制度設計の検討を続けているが、発行の決定はしていない。発行するかどうかは国民的な議論を経て判断するとされている。
民間銀行の預金が流出する懸念や、プライバシー保護、サイバー攻撃への備えなど、導入には検討課題が多い。

ひっかけポイント
CBDCは「中央銀行発行の法定通貨」であり暗号資産の一種ではない。「日本はすでに発行済み」という誤答も定番で、実証実験段階が正しい。

選択肢の確認

①「中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨で、日本銀行は実証実験を行っているが発行はしていない」
正しい。
正解。CBDCは中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨であり、日本銀行は実証実験を進めているが発行の決定はしていない。

②「民間企業が発行する暗号資産の一種である」
誤り。
CBDCの発行主体は中央銀行であり、民間が発行し価値の保証のない暗号資産とは根本的に異なる。

③「日本ではすでに紙幣が廃止され、CBDCに全面的に移行している」
誤り。
日本では紙幣は廃止されておらず、CBDCも発行されていない。2024年には新しい日本銀行券も発行された。

④「銀行預金のことをCBDCと呼ぶ」
誤り。
銀行預金は民間銀行の債務であり、中央銀行の債務として発行されるCBDCとは別物である。

覚えるポイント

  • CBDC=中央銀行発行のデジタル法定通貨
  • 暗号資産・民間電子マネーとは発行主体が異なる
  • 日銀は実証実験中で発行は未決定

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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