PE6-039公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(2) 金融と財政

累進課税制度についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

所得が多くなるほど高い税率を適用する仕組みで、所得の再分配に役立ち、垂直的公平の考え方にかなう

この問題のポイント

累進課税の定義と機能を問う問題。「高所得ほど高税率→再分配・垂直的公平」という結びつきで解ける。

解説

累進課税とは、課税対象の金額が大きくなるほど高い税率を適用する仕組みである。日本では所得税(税率5%から45%までの7段階)や相続税・贈与税に採用されている。
所得税では、所得を段階に区切って各段階に順に税率をかける
超過累進税率
方式がとられており、所得が一定額を超えた瞬間に全体の税率が跳ね上がるわけではない。
累進課税は、負担能力の大きい人がより多く負担すべきだという垂直的公平の考え方にかない、高所得者から低所得者への所得再分配の機能を果たす。また、好況時には税収が自動的に増えて景気を冷まし、不況時には減って景気を下支えするビルトイン・スタビライザー(景気の自動安定化装置)の柱でもある。
なお消費税は税率が一律であり、累進課税ではない。

ひっかけポイント
累進課税は所得税など直接税の仕組みで、消費税には適用されない。最高税率45%という数値や、超過累進の方式も問われやすい。

選択肢の確認

①「所得が多くなるほど高い税率を適用する仕組みで、所得の再分配に役立ち、垂直的公平の考え方にかなう」
正しい。
正解。累進課税は所得が多いほど高税率を課す仕組みで、所得再分配に役立ち、負担能力に応じた垂直的公平にかなう。

②「すべての人に同じ金額の税を課す仕組みである」
誤り。
全員に同額を課すのは人頭税の考え方であり、累進課税とは正反対の仕組みである。

③「所得が多い人ほど税率が低くなる仕組みである」
誤り。
所得が多いほど税率が低くなるのは逆進的な仕組みであり、累進課税の定義と逆である。

④「日本の消費税に採用されている仕組みである」
誤り。
消費税は税率が一律の比例的な税であり、累進課税は所得税・相続税などに採用されている。

覚えるポイント

  • 累進課税=所得が多いほど高税率(所得税は5〜45%)
  • 垂直的公平・所得再分配に役立つ
  • ビルトイン・スタビライザーの機能も担う

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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