PE7-021|公共・政治経済 対策問題
2001年のアメリカ同時多発テロとその後の対応についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
アメリカは、実行組織アルカイダをかくまうターリバーン政権下のアフガニスタンを攻撃した
この問題のポイント
9・11テロへの対応としてのアフガニスタン攻撃(対テロ戦争)の経緯と、非国家主体という新しい脅威の性格を問う問題。
解説
2001年9月11日、ハイジャックされた旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルなどに突入し、約3000人が犠牲となる同時多発テロが起きた。実行したのは国家ではなく、国際テロ組織アルカイダだった。
アメリカは自衛権を主張し、アルカイダの指導者をかくまうターリバーン政権下のアフガニスタンを攻撃してこれを崩壊させた(対テロ戦争)。NATOは史上初めて集団的自衛権に関する条項を発動し、日本もテロ対策特別措置法で海上自衛隊による給油支援を行った。
テロは国家を主体としてきた伝統的な安全保障の枠組みでは対処しにくい脅威であり、軍事力だけでなく、テロの温床となる貧困や紛争への対応が必要だという議論も強まった。なおアフガニスタンでは、米軍撤退後の2021年にターリバーンが再び権力を握った。
ひっかけポイント
9・11の実行主体はアルカイダで、イラクのフセイン政権ではない(イラク戦争と混同させる定番)。正規の国連軍は組織されていない。
選択肢の確認
①「アメリカは、実行組織アルカイダをかくまうターリバーン政権下のアフガニスタンを攻撃した」
✅ 正しい。
正解。2001年の同時多発テロ後、アメリカは実行組織アルカイダをかくまうターリバーン政権下のアフガニスタンを攻撃した。
②「同時多発テロの実行者は、イラクのフセイン政権であると国連が認定した」
❌ 誤り。
誤答理由: 9・11の実行主体はアルカイダであり、イラクのフセイン政権と認定された事実はない。イラク戦争(2003年)の開戦理由とも別である。
③「国連憲章に基づく正規の国連軍が組織され、テロ組織と戦った」
❌ 誤り。
誤答理由: 正規の国連軍は組織されていない。米国は自衛権を根拠に有志国とともに攻撃した。
④「テロの発生を受けて、アメリカは軍事行動を控え孤立主義に転じた」
❌ 誤り。
誤答理由: テロ後のアメリカは孤立主義ではなく、対テロ戦争として海外での軍事行動を拡大した。方向が正反対である。
覚えるポイント
- 2001年9月11日、アルカイダによる同時多発テロ
- 米国はアフガニスタンのターリバーン政権を攻撃
- 非国家主体のテロは伝統的安全保障で対処困難
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。