PE9-028|公共・政治経済 対策問題
小泉純一郎内閣(2001〜06年)の政策として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
「聖域なき構造改革」を掲げ、道路公団や郵政の民営化を進めた
この問題のポイント
小泉構造改革の内容を、他の時代の首相の看板政策と区別できるかを問う。「官から民へ」の新自由主義的改革が核心。
解説
2001年に成立した小泉純一郎内閣は、バブル崩壊後の長期停滞と財政悪化を背景に、「聖域なき構造改革」「官から民へ」を掲げて新自由主義的な改革を進めた。
- 道路関係四公団の民営化
- 郵政民営化:2005年、参議院での法案否決を受けて衆議院を解散(郵政解散)し、総選挙で圧勝して民営化法を成立させた
- 不良債権処理の加速、規制緩和、三位一体の改革(地方財政改革)
一方で、非正規雇用の増大や地方の疲弊など格差拡大への批判も生まれ、その後の政治の争点となった。
誤答の政策は時代が全く異なる。所得倍増計画は池田勇人(1960年)、日本列島改造論は田中角栄(1972年)、消費税導入は竹下登内閣(1989年、税率3パーセント)である。首相と看板政策の対応は整序・正誤の両方で頻出する。
ひっかけポイント
首相と政策の組合せの入れ替えが定番。池田=所得倍増、田中=列島改造、竹下=消費税導入、小泉=構造改革・郵政民営化。
選択肢の確認
①「国民所得倍増計画を発表して高度経済成長を主導した」
❌ 誤り。
誤答理由: 国民所得倍増計画は1960年の池田勇人内閣の政策であり、高度成長期の話である。
②「日本列島改造論を掲げて大規模な公共投資を進めた」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本列島改造論は1972年の田中角栄内閣の看板政策であり、小泉内閣の新自由主義的改革とは方向も時代も異なる。
③「消費税を初めて導入した」
❌ 誤り。
誤答理由: 消費税の導入は1989年の竹下登内閣(税率3パーセント)であり、小泉内閣の政策ではない。
④「「聖域なき構造改革」を掲げ、道路公団や郵政の民営化を進めた」
✅ 正しい。
正解。小泉内閣(2001〜06年)は聖域なき構造改革を掲げ、道路関係四公団の民営化を進め、2005年の郵政解散・総選挙を経て郵政民営化法を成立させた。
覚えるポイント
- 小泉内閣は2001〜06年、聖域なき構造改革
- 2005年郵政解散を経て郵政民営化法成立
- 非正規雇用増など格差拡大の批判も残した
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。