PE7-040|公共・政治経済 対策問題
国際収支統計における経常収支の構成として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
経常収支は、貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支からなる
この問題のポイント
国際収支表の大枠(経常収支・資本移転等収支・金融収支)のうち、経常収支の三つの内訳を正確に問う問題。
解説
国際収支とは、一定期間における一国の対外的な経済取引をまとめた統計で、大きく経常収支・資本移転等収支・金融収支に分かれる。
経常収支の内訳は次の三つである。
- 貿易・サービス収支: 財の輸出入(貿易収支)と、輸送・旅行・特許使用料などサービス取引(サービス収支)
- 第一次所得収支: 対外投資から生じる利子・配当など投資収益の受け払い
- 第二次所得収支: 食料・医薬品などの無償援助、国際機関への拠出金、労働者送金など対価を伴わない移転
これに対し、直接投資・証券投資・外貨準備などの金融資産・負債の取引は金融収支に計上される。「投資でお金を動かすこと自体は金融収支、投資から生まれた収益の受け取りは第一次所得収支」という区別が最大のポイントである。
ひっかけポイント
直接投資や外貨準備を経常収支に含める選択肢が定番の誤り。経常収支=貿易収支だけ、という単純化も誤り。三つの内訳を正確に暗記する。
選択肢の確認
①「経常収支は、貿易収支と直接投資、証券投資からなる」
❌ 誤り。
誤答理由: 直接投資や証券投資は金融収支の項目であり、経常収支には含まれない。
②「経常収支とは、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支のみを指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 経常収支は貿易収支だけでなく、サービス収支・第一次所得収支・第二次所得収支を含むより広い概念である。
③「外貨準備の増減は、経常収支に含まれる」
❌ 誤り。
誤答理由: 外貨準備の増減は金融収支に計上される項目であり、経常収支ではない。
④「経常収支は、貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支からなる」
✅ 正しい。
正解。経常収支は貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支の三つで構成される。
覚えるポイント
- 経常収支=貿易・サービス収支+第一次所得収支+第二次所得収支
- 直接投資・証券投資・外貨準備は金融収支
- 投資収益の受け取りは第一次所得収支
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。