PE7-065|公共・政治経済 対策問題
BRICSと呼ばれる国々についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカなどの新興国で、世界経済に占める比重を高め、独自の首脳会議や開発銀行も設けている
この問題のポイント
BRICSの構成国と新興国としての性格、国際経済秩序への影響力の拡大を問う問題。
解説
BRICSは、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの5か国の頭文字をとった呼称で、広大な国土と多くの人口、豊富な資源を持ち、2000年代以降高い経済成長を遂げた新興国の代表である。
中国は世界第2位の経済大国となり、インドは人口世界一となって高成長を続ける。5か国は2009年から首脳会議を定期開催し、2015年には世界銀行・IMF中心の体制に対抗する形で新開発銀行(BRICS銀行)を設立した。2024年からはエジプト・エチオピア・イラン・アラブ首長国連邦などへの拡大も進み、グローバル・サウスと呼ばれる途上国・新興国の発言力の高まりを象徴する存在となっている。
先進国クラブであるOECD(経済協力開発機構)やG7に対し、新興国を含むG20が世界経済の主要な協議の場となったことも、この力関係の変化を示している。
ひっかけポイント
BRICSは先進国(OECD諸国)ではなく新興国。人口小国どころか中印だけで世界人口の3分の1を占める。G7とG20の性格の違いとあわせて問われる。
選択肢の確認
①「ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカなどの新興国で、世界経済に占める比重を高め、独自の首脳会議や開発銀行も設けている」
✅ 正しい。
正解。BRICSはブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興5か国で、首脳会議の定期開催や新開発銀行の設立など影響力を高めている。
②「BRICSは、すべてOECDに加盟している先進工業国の集まりである」
❌ 誤り。
誤答理由: BRICSは新興国の呼称であり、OECD(先進国クラブ)の加盟国の集まりではない。ロシア・中国・インドなどはOECD非加盟である。
③「BRICSとは、EUへの加盟を待つヨーロッパの候補国群の名称である」
❌ 誤り。
誤答理由: BRICSはEU加盟候補国の名称ではない。ヨーロッパの枠組みとは無関係の、大陸をまたぐ新興国のグループである。
④「BRICS諸国は、いずれも人口が少なく国内市場の小さい国々である」
❌ 誤り。
誤答理由: 中国とインドはそれぞれ14億人前後の人口を持つ人口大国であり、人口小国の集まりという記述は正反対である。
覚えるポイント
- BRICSはブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ
- 新開発銀行の設立、加盟国の拡大が進む
- 新興国の台頭でG20が主要な協議の場に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。