PE7-064公共・政治経済 対策問題

政治・経済D 国際経済(3) グローバル化と地域統合

世界各地の地域経済統合についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

ASEANは経済共同体(AEC)を発足させ、日本・中国・韓国なども加わる広域協定のRCEPも発効している

この問題のポイント

ASEAN・RCEP・MERCOSURなど主要な地域統合の名称と地域・参加国の対応を問う問題。

解説

地域経済統合は世界各地で進んでいる。
東南アジアでは、ASEAN(東南アジア諸国連合、1967年結成)が2015年にASEAN経済共同体(AEC)を発足させ、域内の関税撤廃をほぼ実現した。ただしEUのような単一通貨や超国家機関は持たず、緩やかな統合である。
2022年には、ASEAN10か国に日本・中国・韓国、オーストラリア、ニュージーランドを加えた15か国によるRCEP(地域的な包括的経済連携)協定が発効した。世界のGDPと人口の約3割を占める巨大な経済圏であり、日本にとって中国・韓国と結ぶ初めての経済連携協定となった。アメリカとインドは参加していない
このほか、南米のMERCOSUR(南米南部共同市場)、北米のNAFTAを改定したUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)、AU(アフリカ連合)の下でのアフリカ大陸自由貿易圏などがある。名称と地域の対応を正確に押さえたい。

ひっかけポイント
MERCOSURは南米(東南アジアではない)、RCEPに米国・インドは不参加、ASEANに単一通貨はない。「名称と地域・参加国」の組合せ問題が定番。

選択肢の確認

①「ASEANはEUと同様に、加盟国共通の単一通貨をすでに導入している」
誤り。
誤答理由: ASEANはEUのような単一通貨を導入しておらず、超国家機関も持たない緩やかな統合である。

②「ASEANは経済共同体(AEC)を発足させ、日本・中国・韓国なども加わる広域協定のRCEPも発効している」
正しい。
正解。ASEANは2015年にASEAN経済共同体(AEC)を発足させ、日中韓・豪・ニュージーランドを加えた15か国のRCEPも2022年に発効した。

③「MERCOSUR(南米南部共同市場)は、東南アジア諸国による関税同盟である」
誤り。
誤答理由: MERCOSURは南米南部共同市場であり、ブラジル・アルゼンチンなど南米諸国の枠組みである。東南アジアではない。

④「RCEP(地域的な包括的経済連携)協定には、アメリカが加盟している」
誤り。
誤答理由: RCEPにアメリカは参加していない。交渉から離脱したインドも不参加である。

覚えるポイント

  • ASEANはAECを発足、単一通貨はなし
  • RCEPは日中韓を含む15か国、米印は不参加
  • MERCOSURは南米、USMCAは北米の枠組み

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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