PE9-045|公共・政治経済 対策問題
EU発足後のヨーロッパ統合に関する次のア〜ウの出来事を、時期の早いものから順に正しく並べたものはどれか。ア イギリスのEU離脱 イ 共通通貨ユーロの導入開始 ウ 東ヨーロッパ諸国の大規模なEU加盟(東方拡大)
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正解: 1
正解
イ→ウ→ア
この問題のポイント
EU発足後の「深化」「拡大」「反動」の順序を問う。ユーロ1999年・東方拡大2004年・イギリス離脱2020年の3点が軸。
解説
1993年のEU発足後の歩みは、3つの局面で整理できる。
- イ ユーロ導入(1999年、現金流通は2002年):通貨統合という統合の「深化」。金融政策はヨーロッパ中央銀行(ECB)に一元化された。ただしデンマークなど不参加国もある
- ウ 東方拡大(2004年):ポーランド・チェコ・ハンガリーなど旧社会主義圏を含む10か国が一挙に加盟する「拡大」。EUは東西ヨーロッパを包み込む存在となった
- ア イギリスのEU離脱(2020年):2016年の国民投票で離脱派が勝利し、2020年に正式離脱(ブレグジット)。移民増加やEUの規制への反発を背景とする「反動」である
したがってイ→ウ→アである。統合は一方向に進むのではなく、深化・拡大とその反動が交錯していることを、この3点セットで理解しておきたい。
ひっかけポイント
ユーロ導入(1999年)と東方拡大(2004年)の前後が狙われやすい。「通貨統合が先、東方拡大が後」と押さえる。
選択肢の確認
①「イ→ウ→ア」
✅ 正しい。
正解。ユーロ導入(1999年)→東方拡大(2004年)→イギリス離脱(2020年)の順で、深化・拡大・反動という統合の3局面に対応する。
②「ウ→イ→ア」
❌ 誤り。
誤答理由: 東方拡大(2004年)をユーロ導入(1999年)より前に置いており、通貨統合が先という順序と逆である。
③「ア→イ→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: イギリス離脱(2020年)を最初に置く並びで、離脱は統合の深化・拡大の後に起こった反動である点と矛盾する。
④「イ→ア→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: イギリス離脱(2020年)を東方拡大(2004年)より前に置いており、東方拡大後の移民増加が離脱の一因となった因果とも矛盾する。
覚えるポイント
- ユーロ導入1999年(現金は2002年)
- 東方拡大2004年(10か国加盟)
- イギリス離脱は国民投票2016年・正式離脱2020年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。