PE9-044|公共・政治経済 対策問題
ヨーロッパ統合に関する次のア〜エの組織・条約を、成立(発効)の早いものから順に正しく並べたものはどれか。ア ヨーロッパ経済共同体(EEC) イ ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC) ウ マーストリヒト条約によるヨーロッパ連合(EU) エ ヨーロッパ共同体(EC)
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正解: 2
正解
イ→ア→エ→ウ
この問題のポイント
ヨーロッパ統合の段階的発展の整序。ECSC→EEC→EC→EUという略称の系譜を年代とともに押さえているかが核心。
解説
ヨーロッパ統合は、独仏和解と「不戦共同体」の理念を出発点に、段階的に深化してきた。
- イ ECSC(1952年):フランス外相シューマンの提案に基づき、仏・西独・伊・ベネルクス3国の6か国が石炭と鉄鋼を共同管理
- ア EEC(1958年):ローマ条約により発足。関税同盟と共同市場を目指した
- エ EC(1967年):ECSC・EEC・EURATOMの主要機関を統合してヨーロッパ共同体に
- ウ EU(1993年):マーストリヒト条約の発効により発足。市場統合に加え、共通通貨や共通外交・安全保障政策まで視野に入れた政治統合へ
したがってイ→ア→エ→ウである。その後、1999年のユーロ導入(現金流通は2002年)、2004年の東方拡大、2020年のイギリス離脱と続く。
ひっかけポイント
EECとECの前後関係、ECとEUの区別が定番の引っかけ。「石炭鉄鋼→経済→共同体→連合」と統合対象の広がりで覚える。
選択肢の確認
①「エ→イ→ア→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: EC(1967年)を最初に置く並びで、ECSC(1952年)が統合の出発点であるという基本と矛盾する。
②「イ→ア→エ→ウ」
✅ 正しい。
正解。ECSC(1952年)→EEC(1958年)→EC(1967年)→EU(1993年)の順で、石炭鉄鋼から経済全般、政治統合へと対象を広げてきた。
③「ア→イ→エ→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: EEC(1958年)をECSC(1952年)より前に置いており、シューマン・プランに始まる統合の出発点と順序が逆である。
④「イ→エ→ア→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: EC(1967年)をEEC(1958年)より前に置いており、3共同体の機関統合でECが生まれた経緯と矛盾する。
覚えるポイント
- ECSC1952→EEC1958→EC1967→EU1993
- EU発足はマーストリヒト条約の発効による
- ユーロ導入1999年、イギリス離脱2020年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。