PE9-048公共・政治経済 対策問題

政治・経済C 国際政治(3) 核軍縮と平和構築

核軍縮に関する次のア〜エの条約を、成立(調印・採択)の早いものから順に正しく並べたものはどれか。ア 中距離核戦力(INF)全廃条約 イ 部分的核実験禁止条約(PTBT) ウ 包括的核実験禁止条約(CTBT) エ 核拡散防止条約(NPT)

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正解: 2

正解

イ→エ→ア→ウ

この問題のポイント

核軍縮条約の年代整序。冷戦の緊張と緩和のリズム(キューバ危機後→デタント→新冷戦終結→冷戦後)と条約を対応させられるかが核心。

解説

各条約の年代と背景は次の通りである。

  • イ PTBT(1963年):キューバ危機(1962年)の反省から米英ソが調印。地下実験は除外
  • エ NPT(1968年):核保有国を5大国に限定し、非保有国にIAEA査察を義務付け
  • ア INF全廃条約(1987年):ゴルバチョフ登場後の新デタントの中で米ソが調印。特定カテゴリーの核兵器を初めて全廃した画期的条約(2019年にアメリカが破棄を通告して失効)
  • ウ CTBT(1996年):冷戦終結後に国連総会で採択。爆発を伴う全ての核実験を禁止するが、発効要件を満たさず未発効
    したがってイ→エ→ア→ウである。「危機の直後に軍備管理が進む」という国際政治のリズムとセットで覚えると、順序を導きやすい。

ひっかけポイント
PTBT(1963年)とNPT(1968年)の前後、INF全廃(1987年)とCTBT(1996年)の前後が狙われる。INF条約の失効(2019年)も現代的論点。

選択肢の確認

①「イ→エ→ウ→ア」
誤り。
誤答理由: CTBT(1996年)をINF全廃条約(1987年)より前に置いており、冷戦終結後の条約が冷戦末期の条約より先になってしまう。

②「イ→エ→ア→ウ」
正しい。
正解。PTBT(1963年)→NPT(1968年)→INF全廃条約(1987年)→CTBT(1996年)の順である。

③「エ→イ→ア→ウ」
誤り。
誤答理由: NPT(1968年)をPTBT(1963年)より前に置いており、キューバ危機直後の最初の成果がPTBTである点と矛盾する。

④「イ→ア→エ→ウ」
誤り。
誤答理由: INF全廃条約(1987年)をNPT(1968年)より前に置いており、デタント期以前に新デタント期の条約が来てしまっている。

覚えるポイント

  • PTBT1963→NPT1968→INF全廃1987→CTBT1996
  • INF全廃は初の核兵器カテゴリー全廃(2019年失効)
  • CTBTは採択済みだが未発効

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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