PE9-033|公共・政治経済 対策問題
戦後復興期の日本経済に関する次のア〜ウの出来事を、時期の早いものから順に正しく並べたものはどれか。ア 傾斜生産方式の採用 イ ドッジ・ラインの実施 ウ 朝鮮戦争による特需景気
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正解: 4
正解
ア→イ→ウ
この問題のポイント
戦後復興期の経済政策の順序を問う。「生産回復→インフレ収束→特需で好況」という因果の連鎖で並べられるかが核心。
解説
3つの出来事は因果関係で結ばれており、流れで覚えるのが確実である。
- ア 傾斜生産方式(1947年〜):石炭・鉄鋼などの基幹産業に資金・資材を集中して生産の回復を図った。しかし復興金融金庫の融資増発がインフレを激化させた
- イ ドッジ・ライン(1949年):インフレ収束のため超均衡予算と1ドル=360円レートを実施。インフレは収まったが**深刻な不況(安定恐慌)**に陥った
- ウ 朝鮮特需(1950年〜):朝鮮戦争の勃発により、米軍からの物資・サービスの調達が急増。不況下の日本経済は一気に好況へ転じ、鉱工業生産は戦前水準を回復した
したがってア→イ→ウである。「生産回復策がインフレを招き、その収束策が不況を招き、特需が救った」という3段の因果で整理する。
ひっかけポイント
年号の暗記だけでなく「なぜ次の政策が必要になったか」で並べさせる出題が多い。傾斜生産=インフレの原因、ドッジ・ライン=その収束策の順。
選択肢の確認
①「イ→ア→ウ」
❌ 誤り。
誤答理由: ドッジ・ラインを傾斜生産方式より前に置いており、傾斜生産が招いたインフレを収束させたという因果関係と矛盾する。
②「ウ→ア→イ」
❌ 誤り。
誤答理由: 朝鮮特需(1950年)を最初に置く並びで、朝鮮戦争勃発は戦後復興政策より後の出来事である。
③「ア→ウ→イ」
❌ 誤り。
誤答理由: 朝鮮特需をドッジ・ラインより前に置いており、ドッジ不況を特需が救ったという順序と逆になっている。
④「ア→イ→ウ」
✅ 正しい。
正解。傾斜生産方式(1947年〜)→ドッジ・ライン(1949年)→朝鮮特需(1950年〜)の順で、インフレ発生→収束→特需による回復という因果でつながる。
覚えるポイント
- 傾斜生産方式1947年→ドッジ・ライン1949年→朝鮮特需1950年
- 傾斜生産のインフレをドッジ・ラインが収束
- ドッジ不況を朝鮮特需が救い高度成長の出発点に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。