PE7-068公共・政治経済 対策問題

政治・経済D 国際経済(4) 発展途上国と地球的課題

南南問題についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

産油国や新興工業国と、後発発展途上国(LDC)との間に生じた、発展途上国どうしの経済格差の問題である

この問題のポイント

南北問題と区別される南南問題(途上国間の格差)の概念と、LDCの定義を問う問題。

解説

1970年代以降、発展途上国は一枚岩ではなくなっていった。
一方には、石油収入で豊かになった産油国や、輸出指向型の工業化に成功した新興工業経済地域(NIES、韓国・台湾・香港・シンガポールなど)、さらに近年のBRICSのように高成長を遂げる国々が現れた。
他方には、資源にも工業化の条件にも恵まれず、貧困から抜け出せない国々が残された。国連は、一人あたり所得の低さなどの基準で、こうした国々を後発発展途上国(LDC)に分類しており、サハラ以南アフリカ諸国を中心に40か国余りが該当する。
このような途上国間の経済格差とそれに伴う問題を、南北問題になぞらえて南南問題と呼ぶ。途上国の利害が分化したことで、南側が一致して先進国と交渉することは難しくなり、開発援助においてもLDCへの重点化が課題となっている。

ひっかけポイント
南北問題(先進国と途上国の格差)と南南問題(途上国間の格差)の取り違えが定番。LDCは「特に開発の遅れた国」であり、所得の高い国ではない。

選択肢の確認

①「後発発展途上国(LDC)とは、途上国の中で一人あたり所得が特に高い国を指す」
誤り。
誤答理由: LDC(後発発展途上国)は一人あたり所得の低さなどを基準に国連が認定する、最も開発の遅れた国々である。所得の高い国ではない。

②「産油国や新興工業国と、後発発展途上国(LDC)との間に生じた、発展途上国どうしの経済格差の問題である」
正しい。
正解。南南問題とは、産油国や新興工業国と後発発展途上国(LDC)の間に生じた、発展途上国どうしの経済格差の問題である。

③「南南問題とは、先進工業国どうしの貿易摩擦を指す言葉である」
誤り。
誤答理由: 先進国どうしの貿易摩擦は南南問題ではない。「南」は発展途上国を指す言葉である。

④「南南問題は、南北問題とまったく同じ内容を指す別名である」
誤り。
誤答理由: 南北問題は先進国と途上国の格差、南南問題は途上国間の格差であり、同義ではない。

覚えるポイント

  • 南南問題=途上国どうしの経済格差
  • 産油国・NIESと後発発展途上国の分化が背景
  • LDCはサハラ以南アフリカ中心に40か国余り

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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