PE7-071|公共・政治経済 対策問題
ODAの形態についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
二国間援助には無償資金協力・技術協力・政府貸付があり、このほかに国際機関への出資・拠出という形態がある
この問題のポイント
ODAの形態の分類(二国間の贈与・借款・技術協力と多国間の出資拠出)を体系的に問う問題。
解説
ODAは大きく二国間援助と多国間援助(国際機関への出資・拠出)に分かれる。
二国間援助はさらに三つに分けられる。
- 無償資金協力: 返済義務のない資金の贈与。学校・病院・井戸の建設など、主に所得の低い国へ
- 技術協力: 途上国からの研修員の受け入れ、専門家や青年海外協力隊の派遣など、人を通じた協力。これも贈与に含まれる
- 政府貸付(円借款): 低利・長期の緩やかな条件で資金を貸し付けるもので、返済義務がある。大規模なインフラ建設などに使われる
多国間援助は、世界銀行やUNICEF、UNDPなどの国際機関への出資・拠出である。
日本ではこれらの実施をJICA(国際協力機構)が一元的に担う。近年はNGOとの連携や、民間資金と組み合わせた協力も重視されており、「ODA=すべて貸付」でも「すべて贈与」でもない点を正確に押さえたい。
ひっかけポイント
技術協力(人の派遣・受け入れ)も立派なODAであり、「含まれない」とする選択肢が定番。無償(贈与)と有償(借款)の区別も問われる。
選択肢の確認
①「ODAはすべて、返済義務のある貸付の形で行われる」
❌ 誤り。
誤答理由: 無償資金協力や技術協力は返済義務のない贈与である。すべてが貸付という記述は誤り。
②「研修員の受け入れや専門家の派遣などの技術協力は、ODAには含まれない」
❌ 誤り。
誤答理由: 研修員受け入れや専門家・青年海外協力隊の派遣などの技術協力は、ODAの重要な形態として計上される。
③「国連への通常の分担金だけが、ODAとして計上される」
❌ 誤り。
誤答理由: ODAには二国間の贈与・貸付も含まれ、国際機関への拠出だけではない。むしろ二国間援助が日本のODAの中心である。
④「二国間援助には無償資金協力・技術協力・政府貸付があり、このほかに国際機関への出資・拠出という形態がある」
✅ 正しい。
正解。ODAは二国間援助(無償資金協力・技術協力・政府貸付)と、国際機関への出資・拠出(多国間援助)に大別される。
覚えるポイント
- 二国間援助=無償資金協力・技術協力・政府貸付
- 多国間援助=国際機関への出資・拠出
- 実施機関はJICA、青年海外協力隊も技術協力
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。